リーマン・ショックによる日本への影響を考えてみる
日本円にしておよそ64兆円というアメリカ史上最大の負債額を抱えたリーマンブラザースの破綻。これを受けて、またまた世界は同時株安。15日のNY市場では史上6番目の下げ幅でブラック・マンデーに匹敵するんだとか。日本でも日経平均が今年最安値を記録しました。
ところで今さっき、このリーマン・ショックによる日本への影響を考えてみました。
まず外部要因としてのアメリカ市場の動向。「金融不安がどれくらい続くか?さらに加速するんじゃないか?」という不安が広がってますが、これに乗じて「第二のリーマン探し」がはじまってます。まあ、AIGに的は絞られてる感はありますが。
これら金融不安に対するアメリカの対応ですが、ある程度は先読みしながら走ってるみたい。そもそもリーマンへの支援をしなかったかわりに、メリルがバンク・オブ・アメリカに買収という政治的にバランスを保とうとする態度があります。FRBは、今晩にも金利引下げの発表を行なう可能性がありますし、AIGに対してもJPモルガンやらゴールドマン・サックスやらに支援を促してる様子。ただ、肝心のゴールドマンも決算発表で70%の減益・・・
まあ、ここ数日の動きを見守るしかないわけですが、それでも今晩(16日)のNY市場は続落で始まるも、只今前日終値まで値を戻してます。乱高下はしてますけどね。
ただ、日本への影響はアメリカ市場の動向も大切ですけど、日本は日本である程度自分の動向を考えていかないとダメっぽいです。
そもそも、今日の東京市場、ほぼ全面安で日経平均は前日比を600円以上も下げてますけど、寄り付きとその直後の急落後はもみ合い。銘柄によっちゃその後に値を切り上げてます。既にリーマンショックによる不安は、ある程度織り込まれてる感が。明日、続落しても大幅に値を崩すのは限られるんじゃないかと勝手に予想。
むしろ今回の直接的短期的なショックよりも、リーマン破綻の影響がボディーブローの様に徐々に効いてくる方が怖そうな気がしてます。
日本のメガ・バンク各社はリーマンによる多額の負債を発表してますし、地銀でもかなりの負債を抱え込むみたいです。これらの債権回収がどの程度進むことやら・・・って金融的な不安は出てきます。巨額の負債を抱え込んじゃ、さらなる貸し渋りが企業を襲います。アーバン破綻後早々、ようやく不動産関連をはじめとする融資状況が改善してきてるみたいって囁かれてたのに・・・
もちろん、リーマン・ショックによる急激な円高も輸出企業の足を引っ張ることは確かです。
おまけにリーマンが株を大量保有している企業も結構ありますから、こっちも影響が心配です。安楽亭だの原弘産だのGMOだのゼファーだの楽天だのカプコンだのイー・アクセスだの・・・あ、何気にIT関連が多い?
そう考えていくと、リーマンに直接関連している企業から、次第に間接的な被害が波及していくわけですよねぇ。痛いな・・・
とまあ、以上はみんながそう思ってるわけですが。
ただ、リーマン・ショックによる円高からすれば、今後も外国資本のお金は確実に日本国内に流れてきますし。日本から流出してくわけじゃなさそうなんでね。今のところ債券市場にお金がなだれ込んでるみたいですけど、株式市場でも値ごろ感で買いに走れる企業はボチボチありそうです。
となると、リーマン・ショックは日本に一方的な悪影響を与えるわけでもないわけで。もちろん、悪影響は多大ですけど、少しばかりのチャンスもあったりするわけです。
でも、日本そのものに市況を支える屋台骨が見当たらない。政治的な不安定感はあっても、政策面での安定感はゼロに近いですし。つか、総裁選祭りと事故米の責任逃れ以外に何かありましたっけ?
リーマン・ショックに始まった日本への影響がどの様に向かっていくかは、リーマン・ショックそのものじゃなく、日本の政策面によるところが大きいんじゃないかと。ということで、「景気後退からは今年いっぱいでサヨナラ」という私の予測は大方離れ、景気後退期間は長引きそうな気配です。
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post by ノリユキ at 00:48 | Comments/Trackbacks(0)








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