結局は、農水省のダブル辞任

まあ、事実上の更迭ということですが・・・・

農水省ダブル辞任…「当然」「誰が事態収拾する」の声 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

組織としての危機管理の甘さが、結局としてはこういう結果に。

ここで言う危機管理の甘さとは、事故米に対する管理体制の甘さのことではなく、組織が何らかの事態に直面した場合に採るべき対応がダメダメ君、ということです。

今回の農水省の対応は、まあ方々で言われている通り、まずは自組織の保守、責任回避です。ただ、そういった行動を優先させた場合、自分達がさらなるリスクを負うという予測は立てられなかったのか?責任回避のために、方針を二転三転させ、より自分達の責任が問われる結果になったわけです。

いかにその組織が省庁であれ、完全にクローズドな組織ではありません。民間であれお役所であれ、オープンシステムとして外部環境の中で成立している以上、組織内の事情や状況を最優先し、外部の状況を無視もしくは後回しにした対応をとるべきじゃありません。

仮にとったら、どうなるか?という観点が全く抜け落ちてる。信用をなくす、怒りを与える、失笑を買う、実質的反対・反抗的態度をとられる・・・など手痛いしっぺ返しを外部環境から受けるだろうというリスク管理が全くなっていないわけです。

今回の農水省の対応で言えば、責任回避を行なおうとした結果がトップのダブル辞任という結末になったわけで。問題発覚後の対応がきちんとしていれば、辞任する必要もなかったはず。

いや、辞任なんてしちゃダメ。辞任しようがしまいが、結局のところ自民党の総裁選または衆議院選挙以降の内閣人事によって、農水省の大臣もまもなく替わるわけです。それならその時が来るまでに少しでも事態を収拾することに努めるのが、この様なケースの場合の責任の取り方です。混乱時の今、トップ2人に辞められちゃ、現場の人間も後任の人間も大変ですし、さらなる混乱に最も迷惑かかるのは、罪の無い業者さんたちと消費者です。

結局、農水省のトップ2人が辞任することのメリットって、総選挙を控えた与党のイメージダウン回避の一点だけです。事故米が食料品として流通していたという事件の被害者には、何一つメリットなんて無い。要するに、今回の辞任劇に実質的な価値なんてねーんだよ、ってことです。

組織として、リスクを伴う状況に直面した際、その初動作を誤らないこと、つまり外部環境に対して誠実さを持って対応に当たるということが大切だな、と改めて認識させられる今回の一件でした。「でした」って、まだこの問題は終わってないわけですが・・・


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post by ノリユキ at 01:14 | Comments/Trackbacks(0)



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