アラブにハラールされていない佐賀牛が持ち込まれた件について

佐賀牛:県職員がドバイに“違反”持ち込み イスラム教処理と日本の検疫受けず - 毎日jp(毎日新聞)

アラブ首長国連邦のドバイに、イスラム教で遵守されている牛肉処理方法ハラールがなされていない佐賀牛を、PR用として佐賀県が持ち込んだそうで。おまけに輸出検疫証明書すら取得してなかったとか。

認識の甘さでしょうかね。こと、宗教に関して日本人は関心と認識が薄いですから。宗教で禁止されている行為をその信者にさせてしまう様な行為が、どれほどのことか。宗教によって戦争が起きるくらいですし、各当事者個人の問題に帰しても、宗教で禁止されている行為を不可抗力とはいえ、犯してしまった個人の心の痛みというか複雑さには深刻なものがあります。まあ、個人差はあるでしょうけど。

日本人は総じて、特定の宗教に固執するという部分があまりないのが特徴ですから、こういったことには無頓着になりがちです。もちろん、そういった特徴が悪いというわけではなく、むしろ良い面が強いんじゃないかというのが私個人の感想ですが、しかし、その無頓着さを他者に対して振り回すわけにはいかないわけで。

佐賀県によれば、現地の日本領事館が「いいよ」と言ったからやったということだそうですが、まるで子供の弁明っぽい。リスク管理というか、もっと相手国民の感情や習慣に配慮した行為に及ばなければ、それは大人の行為としては足りないんじゃないかと。KYつーか、なんつーか。

そもそも佐賀県が自県のブランド牛をドバイに持ち込んだのは、佐賀牛のPR活動です。つまり、ビジネスの一環としてやってるわけで、それを顧客のおかれた立場も理解せずに売り込もうとするのが、そもそもの間違い。これじゃPRどころかイメージダウンじゃん!もうちょっとシビアさが必要だったのかもしれません。

というよりも、輸出検疫証明書すら取得してなかったんですから、これは認識の違いといった範疇を超えてます。PR用とはいえ、人の口に入れる目的があっての食肉の国外持ち出しですし、しかもこれは個人のお土産ではなく公の機関が公に行なう行為ですから、誰の目に触れても恥ずかしくない手順を踏んで行なわれなくちゃいけないんじゃないかと。これらを踏まえて考えるならば、一連の行為は怠慢であると捉えられても仕方がありません。

これが国際問題に発展するかはわかりませんが、まあ両国には良好な友好関係がありますから、日本人らしく事なきを得ることを祈りながら、今後の適切な対応に期待したいものです。

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post by ノリユキ at 10:56 | Comments/Trackbacks(0)



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