原発被災と津波被災との差異
5月4日、福島原発事故によって避難を強いられている住民達のもとへ東京電力の社長らがお詫び行脚に訪れましたが、当然のごとく住民の方々の怒りは治まらない様です。
「なぜ無視してきた」「土下座しろ」 東電社長おわび行脚に町長、住民猛反発(MSN産経ニュース)
これらのニュースを目にして私は、津波被災と、原発被災との違いを、大きく感じてしまいました。
津波被害によって避難所で暮らす方々には、安易に「頑張れ」などと言葉をかけて良いのか戸惑う程、被災地には大きな爪痕が残されていると思います。しかし、被災者の方々自らが「立ち上がろう」という気持ちを持ち復興を目指しているという様子を報道で知る限り、彼らには強さが感じられます。被災者の方々が自らの意志で未来を切り開いていこうとしているんですから。
しかし、福島原発事故によって避難所で暮らす方々は、かなり状況が違っています。なぜなら、原発事故の収束は、彼らの意志ではどうにもならないからです。住民の方々が復興をどんなに望んでも、それは国や東北電力といった他者の手に委ねるしかなく、自分らでは何ら手の施しようがないのです。
つまり、希望の灯火を自らの手で自らの心に灯すことが出来る状況ではない・・・
こういった術を持たぬ虚しさや悔しさ、焦りなどが、原発事故によって避難を強いられている方々にはあると思うのです。単に被災による不安や不満だけではないのではないかと。
にもかかわらず、東電や政府の事故後の対処は不備だらけであり、今後の展開も今ひとつ明示されない。このどうにもやり切れない感情が、先日の東京電力社長に対する怒号に現れている・・・私には、そんな気がしてなりません。
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post by ノリユキ at 11:13 | Comments/Trackbacks(0)








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