2009/06/16(火) [ economy ]
日経平均は今日、10,000円を割り込み終値は9,752.88 円。まあ、案の定と言うべきか・・・
今年に入ってからの株価の戻りはちょっと急過ぎ。100年に1度の経済不況とか言ってる割に、ホントにこのペースで戻るんならこの経済不況なんてたいしたことねーじゃん位の勢いです。
もちろん景気の底入れ期待感を織り込んでの今までの株価上昇でしょうけど、正直なところ、そんなこと言われても体感として伝わってこないのが、現実に巷で働いている人の実感です。
だから単純に株価が上がって手放しで喜んでる人ってそれほど多くないんじゃないですかね。具体性乏しく急上昇してみても、それは逆に警戒感につながっていきますから。
おまけに今日はガクンと円高進んでるわけで。なんだか再び円高基調に入ったような雰囲気醸し出してるし。わからんけど。
まあ、ロングもショートも思いっきり突っ込めない株式市場ですけど、生暖かく見守りつつ、そろそろ風呂でも入って寝酒でもひっかけるとしましょうかね。
post by ノリユキ at 23:52 | Comments/Trackbacks(0)
2009/06/12(金) [ economy ]
昨日、日経平均は一時10,000円台に乗り、今日も寄付きが10,088.21円で始まってます。今日、10,000円台をキープして終われるかがポイントっぽいですね。
ただ、どうなんでしょ?報道でもあるとおり、株価を押し上げる材料がそれほどあってのことだとは思えません。今日はSQ日だし。短期投機筋の動きが再び活発化しだしているという噂もチラホラ聞きますしねぇ。過熱感も出てますし、こっから上値を追っかけるのもどうかと。
最近このブログ更新してなかったんで、取り急ぎ雑感でも、ってことで。
post by ノリユキ at 09:49 | Comments/Trackbacks(0)
2009/04/28(火) [ business | economy ]
なんか、FX関係者ではこの話が波紋を呼んでるみたいです。
FX業者の規制強化へ 金融庁と証券監視委 - MSN産経ニュース
まあFX業者の財務管理体制の強化に関しては、恐らく誰も異論がないんじゃないかと。サブプライムローン問題に端を発した金融ショックで自己売買によって破綻した業者が結構いるみたいですしねぇ。自社の資産と顧客の資産がゴッチャになってる会社もあったらしく、こういったのって経営上かなり問題です。破綻した場合に被る顧客の被害が尋常じゃないですから。きちんとやってもらう必要があります。
で、問題となってるのはレバレッジの方ですかね。現在では最大600倍のレバレッジをかけることの出来る業者もあるそうで、投資家保護の観点からレバレッジの上限を設けることを金融庁は今後検討する可能性がある様です。一部報道によると、このレバレッジの上限は20~30倍程度だとか。
これ、結構波紋が広がってるみたいですねぇ。特にFX業者からすれば、高レバレッジによって小額資金からはじめられるというFXの売りを削がれるようなもんですから、今後の経営に大きく影響しそうです。さっそく、こんなアンケートとかやってますし。
FX投資家の9割は規制に反対~クルクる緊急アンケートの回答件数が1000件突破
レバレッジをかけるかけないって言うのは、金融商品としての魅力の問題で、ボラティリティや単位当たりの金額によって変わってきます。ボラが小さければ、投機的な意味において魅力がないので、レバレッジを大きくすることで商品価値を高めるわけです。まあ、リターンが大きくなる反面、損害額もレバレッジに比例して大きくなるわけで、この点が問題されてるんだと思います。
じゃあ、レバレッジの上限規制が、どの程度投資家の保護に繋がるんでしょうか?個人的には、あんまり関係ない様な気もしますが。
今、レバレッジを20~30倍にしようかという数字が挙がってる様ですが、これの根拠って恐らく株式との比較からじゃないかと。株式の信用取引はレバレッジが3倍です。100倍のレバが当たり前のFXからすれば小さいように感じますが、株式のボラは外貨取引に比べかなり大きくて、その辺を考慮すると、株式のレバ3倍はFXの30倍程度に相当するんじゃないかと言われてます。恐らくこの辺がFXのレバ上限の根拠になってくるんじゃないかと。
でも、株式がレバレッジ3倍であっても、大きな損害を被る人間は五万といますし破産する人間だって後を絶たないわけで、FXにレバレッジ上限を与えても、寿命が今までよりもいくらか伸びる程度のことはあっても、根本的に投資家保護にはならないと思いますけどね。
もちろんリスクに関してレバレッジの高低がまったく関係ないかといえばそうではありませんけど、基本的には投資家や投機家自身の資金管理能力の問題であって、きちんとした資金の運用能力のある人にとってみれば、FXのレバレッジってあんまり関係ないんじゃないかと。
通常、資金を運用する場合は、まず自分のスタイルに応じて損失額を想定します。取れるリスクのパーセンテージと絶対金額から1回のトレードに対する損失額を考え、そこから取引額を決めるわけで、その方針が決まったことで始めて自分の取引はレバレッジが何倍になっているかがわかるわけです。つまり、レバレッジが先なんじゃなくて計画が先。そうやっていくと、例えばドル円ベースのボラティリティで考えたら、日掛りなら100倍程度のレバレッジはそれほど大きなリスクにはならないと判断する人は結構いると思います。ま、ポンドだったらキツイとは思いますが。逆にマトモな計画を立てたら、400倍のレバになることなんてまずありませんから、使っている業者ではそれが可能でも、普通の人は滅多にやることはないはず。つまり、レバレッジ自体はリスク管理に対して多少の影響はあるのかもしれませんが、基本的にはリスクからの保護には直接繋がらないわけです。
ただ、問題なのは投資家保護というよりも、初心者保護という点かな。業者さんも業界関係者さんも商売ですから、「FXは簡単ですよ、儲かりますよ。小額資金からはじめられますよ~」なんて具合に、比較的いいことばっかのキャッチコピーを並べます。知識のある人なら惑わされないんでしょうけど、そうでない人達からすれば、何も分からず単なる射幸心だけで高レバレッジでやってしまうかもしれません。そういった意味で初心者保護であれば、レバレッジの上限規制は一定の意味を持つでしょうね。そう考えるとやっぱりレバレッジは、30倍程度が妥当になるのかな。
ただ、それやっちゃうとFX業界関係者は、キツイてしょうねぇ。FXの優位点を1つ失うわけですかねぇ。しかもFXって、スワップポイントとか価格の二重性なんかもありますから、逆に株と比べたら結構ややこしいと感じる人も多いはずです。レバによる効果が実質的には株式と変わらないんじゃ、顧客獲得も今後難しくなっていくでしょうねぇ。
また、金融市場の円滑さから考えたら流動性は高いほうが良いわけで、この規制が外貨取引の流動性にどれくらいの影響を与えるかはわかりませんが、参加者の数も運用資金の額も多い方が流動性が高まるわけですから、そういった点も考慮する必要はあるでしょうね。
まあ、解決策としては、どの業者も自動強制ロスカットを用意しなくちゃダメだとか、証拠金を引き上げするとか、そんな感じかな。他には、投資歴でレバレッジの上限を上げていく様にするとか、投資家の知識を計るために統一したテストを実施するかして、その知識や能力、資産背景なんかの段階に応じてレバレッジの上限を決定していくとかね。そういう風に考えていくしかないんじゃないかと。株式だって現物取引はほとんどの人が始められるのに比べて、信用取引は投資歴があまりなければ口座開設できないわけですし。
いずれにせよ、お役所さんと業者さんは自分らの立場だけを考えるんじゃなくて、ユーザーの意見も踏まえながら、社会全体の影響を考えて判断していただきたいものです。
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2009/04/25(土) [ economy ]
今回は何気に報道されてる度合いが小さいような気もしますが、G7がとりあえず無難さを醸し出して閉幕しました。
時事ドットコム:世界経済「年内に回復始まる」=危機再発防止へ政策協調-共同声明採択・G7閉幕
これによると、世界経済はまだ下ブレのリスクはあるものの、今のところは安定化の兆しが出てきており年内には回復の可能性があるそうです。しかし、ホントのところはどうなんでしょ?
確かにここのところ、経済指標は昨年末から年始におけるような悪化ばかりを示唆するものとは、少し違ってきてるように思います。悪予想を超えるものもありますが、予想よりも良い結果となることもしばしば見られるようになってきてますから。悪く言えば「まだぐらついてんじゃん」ってことですが、良く言えば「やや悪化が収まってきたみたい」とも言えるわけです。まあ、先進国のリーダー達は「ダメだダメだ」ばっかり言ってるわけにいきませんから、これを受けて「ポジティブに行こうぜっ!」みたいな雰囲気にしておくのは当然のことです。
そんな中で共同声明にある「経済活動は年内に回復し始める」という表現がやっぱり気になります。「景気が回復し始める」じゃなくて「経済活動が回復し始める」わけですから。何を持ってして経済活動なのかってのが問題です。まあ、この辺に前向きさの裏側にG7の慎重さが窺えるわけですが、恐らくこの表現って、景気回復のことじゃなくて設備投資等の経済活動が年末までには上向きはじめるんじゃねーかって程度のことなんだと思います。つまり、景気回復となるかは別としても、そのきっかけとなる様な兆しが年内には出てきそうだということで、逆に言ってしまえば、年内に景気回復が始まるという言及は避けたとも受け取れるわけです。
個人的には年内に景気回復を実感できることは難しいと思ってます。
例えば、株価は景気回復を示唆しているかという問題。俗に株価は景気を先取りして反映すると言われています。どのくらい先取りするかって言うと俗に半年とか10ヶ月とか。また、比べる指標や内容によっては1年以上株価が景気を先取りします。
じゃあ、実際の株価はどうなんだ?ってことですが、日経平均で言えば確かに下降していた株価は一端3月で底を打ち、上昇を始めています。ただ、実際のところは9000円で一端頭打ちで多少の戻りを見せているわけで、この壁を抜ければ上昇機運は高まるんでしょうけど、可能性としては再度戻っていくことも考えられるわけで・・・9000円抜いて9500円くらいまでは勢い良くても、そっから失速する可能性だって十分あります。ということで今は微妙な局面でしょうから、これから株価が上げつづけて行くかは何とも判断しづらい状況で、そういった意味で言えば、年内に景気回復がはじまるというのは、まだまだ疑わしい状況です。ダウなんか見ても似たような状況ですから、中国を除けばおおむね各国は似たような状況かと。
それ以外で考えても、年内の景気回復を疑問視してしまう様な問題が山積みです。自動車業界では、フォードが赤字大幅縮小を見せたものの、クライスラーとかヤバそうですし。米国政府による融資は難しそうで、昨日はクライスラーが破産法を申請するんじゃないかって報道で揺れたみたいですし(クライスラー副会長によれば、月内の申請はないみたい)。昨日はリスク回避で大きく円高に振れました。
おまけにサブプライムローンによって抱え込んだ膨大な不良債権の処理問題があります。これ、普通に考えたって年内でカタが付くとは思えないですし、直ぐに済みそうな気配も今のところなさそうです。
こんな風に考えてくと、やっぱ年内の景気回復は難しいかなって。G7の共同声明で言うところの「経済活動の回復」程度が妥当なところかと。まあ、私は昨年の6月頃にサブプライムローンの問題を甘く見積もってたという事実がありますから、私の予想なんて当てにはならなんですけどね。雑感としてはそんな感じ。
post by ノリユキ at 17:35 | Comments/Trackbacks(0)
2009/04/04(土) [ economy | politics ]
クローズアップ2009:G20閉幕 火種残して協調 財政出動、実施で溝 - 毎日jp(毎日新聞)
今回の金融サミットにおける大まかな対立構造は、
の3つですが、単純にどの国が主導権をとりたいのかってことです。日米英の3カ国は財政出動を優先的に取り組みたい主張ですが、要するにこの3カ国はニューヨーク・ロンドン・東京といった世界を代表する巨大金融マーケットを持っている国ですから、マーケットに規制がかかることで国際金融における影響力が衰えることを懸念していることの裏返しです。逆にフランスとかドイツは、そういった力を削ぎたいわけで、マーケットに対する規制強化を優先的に行ないたいわけですし。また通貨機軸をドルから移行させたい各国の動きやら保護主義の動きなんかも相まって、今回の金融サミットでは、各国の利害調整が難しいところでした。
結果としては無難に、「保護主義は景気停滞を促進するから止めましょうね」的なところで終わってます。まあ、こういった感じで「なんとなく協調」路線を表面的に打ち出すことで、お茶を濁した感じで閉幕するのは致し方ないかと。何だかんだ言っても、この世界同時不況、世界金融不安の状況では、各国が協調していかなければこれを乗り越えるのは難しいわけで、各国が自己主張を強めすぎて利害対立を明確化することは、逆に不利益しか生み出さないですから。
しかし、実質的には目新しいことは何も決まらなかったG20ですが、気になってるのはやっぱり日本の影響力低下ですかねぇ。象徴的なニュースがコレ。
G20 日本の存在感低下を象徴?時計は北京時間:MSN産経ニュース
なんかサミットに置かれた時間を示す時計が、今まではアメリカ北東部・ロンドン・東京だったのが、東京が外れて北京時間に入れ替わっていたんだとか。麻生総理も日本の存在感を示したいところだったんでしょうけど、今日にも発射されそうな北朝鮮のロケット(ミサイル?)の件で各国首脳に協力を採り付けるほうに力が行かざるを得なかったみたいですしね。
まあ、今後の国際情勢によっても私たちの生活とかが大きく変わっていく可能性も大きいわけです。今にも北朝鮮から発射されそうな勢いのロケットが日本に落ちてこないことを祈るしことでしか対応できない今の自分らの状況を考えると、決して坂道を駆け上がるようには進んでくれない現代社会の中で、人事を尽くして天命を待つことが私たちに出来る精一杯のことなのかもしれないなぁ、と思うわけです。まあ、それはいつの世にも生きる術ですが。
post by ノリユキ at 11:58 | Comments/Trackbacks(0)
2009/03/22(日) [ economy | politics ]
スーパー各社では、値下競争が本格化してます。もちろんこれは、これから支給される給付金を「ウチの店に落としてくれ!」というのが狙い。これらの動きを見ても分かるとおり、いよいよ給付金の支給と高速道路料金1000円といった景気対策が本格化します。でも、これらの景気対策って「バラマキ」と呼ばれることが結構多い。もちろん、国民から集めた税金を国民にばら撒くってことで、バラマキと言われてるんですが、そこには揶揄する意味が含まれています。なんで?
もちろん、このバラマキが景気対策に結びつくかどうか疑問符が付くからです。単に内閣支持率アップを意識しただけのバラマキ政策なんじゃないかと。じゃあ、本当にこれらのバラマキが景気対策に効果が薄いんでしょうか?私は専門家じゃないんできちんと計算してるわけじゃありませんが、個人的な意見としては景気対策としての効果は少ないと見ています。なぜなら、経済不安のベースとなる部分と給付金や高速料金値下によって生まれる効果の部分がかみ合わないからです。
今回の世界同時不況は、震源地はアメリカの金融市場です。ただ、日本の場合、国内金融機関の打撃は他国から比べ少ないわけで。本質的な部分での日本の景気後退の原因は、外需の低迷です。つまり、自動車や電化製品による輸出産業の低迷なわけです。ですから、エンドユーザーを対象とした企業では、まだ元気なところが多い。ユニクロも居酒屋チェーンのワタミは過去最高益ですし、タスポ効果もあってコンビニ業界も調子は良い。楽天だって営業利益は好調ですし、東京ディズニーランドだって好成績を記録しているわけで(もちろん地域格差というのがあって、例えばトヨタなどの工場労働者による消費割合が大きい地域の外食産業などは大きな打撃を直接受けているとは思いますが、日本国全体の傾向を考えた場合の話をしてます)。問題なのは、外需産業における派遣切りやら減給に端を発する消費減速、また景気後退不安から消費を控える傾向、それらが拍車をかけ、ジリジリと社会全体に景気後退の波が押し寄せていくことです。
では、この様な構造を持つ景気後退に対して、どの様な処方箋を打つべきかと考えた場合、最も大きなケガの元となっている部分に手当てが必要なわけで、真っ先に必要なのは外需産業における業績低迷への対策、その次に雇用対策ということになるんじゃないかと。そう考えると、一人当たり12,000円の給付金がどれだけ効果を発揮するんでしょうか?
個人に12,000円を給付しても、一体何に使うんでしょうか?その多くが、「何に使ったかわからねー」ってな感じじゃないかと。で、その何に使ったかわからねー消費の内訳といえば、居酒屋で一杯やったとか、コンビニで弁当買ったとか、スーパーで高いお肉を買っちゃったとか、洋服を新しく買ったとか、ネットショップでいつもより買い物しちゃったとか、ディズニーランド行っちゃったとか。何だそれ、まだ元気な業界・企業にばっかお金落としてんじゃんっ!みたいなね。金と時間のあるヤツは、円高差益を狙って外国の免税店で金落としてきそうだし。要するに、ケガした周辺に影響が出ないようにケガの周りばっかりに薬塗って、それで安心できんのかよ?ってのが私の見解なわけです。そう考えると、もっと別な方法で政府は金を使った方が良さ気な感じがしてきませんかね。
例えば、一説によれば霞ヶ関の埋蔵金を使えば1人当たり7万円くらいは出せちゃうという話もあります。そのくらいの金額であれば、比較的高額な電化製品なんかにも目が行くはずです。テレビ買い換えちゃおう!とかね。12,000円くらいだと日常品の購入やサービス産業への消費くらいにしか目が向かないって。ただ、これだとまだ弱いんですよねぇ。外国でブランド品買ってきそうだし。となると、商品券か消費税を一時的に減額するかストップするかですかね。これだと国内消費に絞られます。でも、一番効果があるのは消費税を一時的になくしちゃうことかな。
このままで行っても、いずれ消費税率をアップしなくちゃいけないのは免れないことです。だったら、2年くらい消費税をゼロにして、3年後には5%に戻し、5年後にはさらに増税。そんな風に段階を付けていけば、消費の前倒しが起こります。消費税が安いうちに買わなくちゃ!ってな感じで。アメリカの不良債権処理が3年かかるとして、経済不安から脱するのに3年あたりを目標に政策やらを積んでいけば、結構スムーズん行くんじゃないかと。しかも消費税は率での徴収なので、より高額商品の購入に目が行きます。つまり、日常品の購入よりも、テレビや自動車の購入の方がお得感丸出し。そうなれば、大怪我の根を直接治療までとは行かなくとも、漢方みたいに自然治癒するための下支えにはなるんじゃないかと。
まあ、私は財源の確保などのことは全く考えずに言ってるだけなんで呑気なもんですが、単に12,000円を個人にばら撒くというよりは効率的な対処になるんじゃないかと。給付するにしても、もう少し不況の構造を配慮した上で、慎重な使い方を検討すべきだったと思います。バラマキなんて言われないためにもね。
post by ノリユキ at 11:01 | Comments/Trackbacks(0)
2009/03/18(水) [ business | economy ]
AIGは国から救済措置として1800億ドルという多額の公的資金の注入を受けてました。が、そのAIGが、幹部社員らに多額のボーナスを払っちゃったんだとか。
米大統領、AIGのボーナス阻止に向け法的手段検討指示 | ビジネスニュース | Reuters
大統領はホワイトハウスで、幹部へのボーナスに「強い憤りを感じる」と述べた上で、「現在の状況下で、AIGのデリバティブ(金融派生商品)のトレーダーが1億6500万ドルものボーナスを受け取ることは理解し難い」と述べ、「納税者に対してこの暴挙をどう正当化するのか」と非難した。
そりゃまあ、怒るわな。よくもこの状況下で、って感じです。
エコナビ2009:AIG赤字 救済規模、底なし 膨張する不良資産 - 毎日jp(毎日新聞)
以前もこの会社、公的資金を受けておきながら、高額な経費をかけて会合をひらいたとかで問題視されてたことがありましたっけ。それらの行為が倫理的というか常識から大幅に外れているのは確かです。企業の存続が社会的な存在意義と共にあるのであれば、事情はどうあれ、救済措置としての公的資金が社員に対する“必要以上”の賞与や給与に使われることは避けなければいけません。
問題なのは、この“必要以上”という感覚です。この多額のボーナスが公的資金を受けておきながら平然と支払われたということは、つまり社内的には「必要範囲内」の額として捉えられているわけです。しかし社会的に見たらこの額は明らかに「必要以上」です。この辺が、あぶく銭で多額の収益をあげてきた米国金融の実態を良く表してるんじゃないかと。実体と仮想的な経済活動の大幅なズレが、そのまんま社内の感覚と世間の感覚の大幅なズレにつながっちゃてます。
内と外とのバランス感覚というか、そういうのを失ってる時点で企業経営は末期症状に至っているといっても過言じゃありません。だって企業というのは、内外つまり利害関係によって成立するオープンシステムで機能してるわけですから。そう言えば、CSRって言葉、米国発じゃなかったでしたっけ?
ちょっとマクロ的に言うと、ある要素の常識や行動様式が一般社会と大きく乖離してしまえば、世の中というか経済システムというか、そんなベースとなるフィールドがその要素に対して均衡を求めて自律反発しまう、その一つの選択肢として、どちらか一方もしくはその両者の破綻。もちろん、一般的には社会に対して1要素が淘汰されていくんでしょうが、しかしその1要素が今回のAIGをはじめとする金融業界各社の様に無視できない規模であれば、それは1要素の範囲内だけではなくシステムそのもの、つまり社会そのものを破綻に追いやってしまう可能性があるわけです。
だが、社会はそれを許さない。そのため、社会が1要素を援助すると同時に、平安な着地点を求めて1要素及びに社会自らそのものに変革を強いる結果になるわけです。
現在のオバマ政権は、その各要素における救済策に追われていますが、変革に対する具体的な措置は、もう少し先のことになりそうです。まさに「Change!」を求められているオバマ大統領ですが、果たしてどの程度、手腕を奮うことが出来るのか?期待と不安が交錯する一年にはなりそうですが。
さて、この手の話は月並みっぽいので、次回あたりはこのAIGの話題を端にして、もうちょっと別の視点でモノゴト考えてみようかと思ってます。
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2009/03/07(土) [ economy ]
アメリカの2月の雇用統計が昨晩発表されましたが、非農業部門雇用者数が65万1000人減、失業率が8.1%と、かなり深刻な数字です。おまけにダウも12年ぶりに一時6500ドル割れ。日本も先週は日経平均が7200円を割れるなど、大荒れです。
しかしまあ、金融市場の自業自得的な側面も否めません。一体、何だったんでしょうか?あの1月の意味のない株価の上げ上げムードは。
今の景気悪化って言うのは、単にアメリカの金融不安だけが発端ではなく、自動車メーカー各社の業績悪化という実体とともに始まっています。ですから、底は深いわけで昨年9月以降から、ドカンきた経済悪化は初期動作だけでなく、今後もジワリジワリと経済に暗雲をもたらしていきます。
というのは、誰の目にも明らかでした。にもかかわらず、単なるオバマ政権期待から1月に株は値を上げる・・・これって、なんて無意味なんでしょ。いや、無意味と言うよりも、さらに金融不安を煽る結果になってます。
株にしろ投資商品は、その鞘取りを考えてトレードされる比重が物凄く高いわけです。ということは、株を買ったら買ったで終わりません。買い手は、買ってしまえば次に売る機会を待つことになります。つまり、買ってしまった買い手とは、現在の売り手だということ。これが金融市場の原理です。
ですから、1月に株価が上がってしまったと言うことは、1月のうちに株の売り手を潜在的に増やしてしまったと言うことになります。おまけに1月の株価上昇というのは、現実の経済や企業の状況を無視した上げでしたから、売り手が早めに売ってしまう要素をたくさん残していたわけです。
そこに経済の悪化が止まらないという事実を次々と突きつけられていけば、株を買ってしまった分だけ売り圧力が増していきます。つまり、逆説的な言い方をするならば、3月の株価下落を招くために、1月に株価を買っていた、という結果論がなりたつわけです。下がるべくして下がった、と言うことです。金融筋のインタビューでは、「市場はパニックに陥っている」という言い方を耳にしますが、自分で自分の首を絞めてパニクってるとしか私の目には映りません。
今、どの経営者に話を聞いても、「今後さらに大変になる」と言いますし、私もそう思います。そんな中、今の景気不安は経済構造上の問題もありますから、単に一企業の努力だけではどうにもならない面が大きい。ですから、政府にはもっと景気対策やらなんやらに注力してもらいたいところです。でもねぇ・・・未だに政治は政局だけで混乱していると言うか、一向に明るい兆しは見えてきません。たいした経済効果をもたらさないと思われる給付金もこれから支給されるようですが。
まあ私たち個人にできることと言えば、気を落とさずに着実に日々の暮らしを営んでいくことくらいかもしれません。
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2009/01/12(月) [ economy ]
案の定、先週末のアメリカのダウは大幅に下げ、東京市場も大幅に下落。やっぱ行き過ぎでしょ、って感じで修正かかってます。ただ、これって一時的な調整であって株価は再び再浮上していくんでしょうか?
前回も言いましたけど、今のところ市場は実体経済に対して、ちょっとポジティブすぎです。「期待や予想で買って、事実で売る」って格言があるくらいですからねぇ、当たり前って言えば当たり前のことなんですが。
一部では悪材料折込済みとか抜かしている人もいますけど、まだ織り込み切ってはいないでしょ。だって、昨年末から次々と発表される経済指標は単に悪化し続けている事態を示しているだけじゃないんですから。悪化予想を更に上回る事態悪化という結果を出してるわけです。予想範囲で悪化しているなら、その予測を織り込んでるって言えますけど、予測を超えて悪化しているのに一体どうやったら悪材料を織り込んでるって言えるんだいっ!ってわけです。
年明けには若干円安に振れてみたものの、再度円高に振れてます。今さっきみたら、一時1ドル90円を割り込んだみたいですし。大方の予測どおりの展開ですが、今年一年円高傾向は続きそうです。だって、オバマ政権を考えたら・・・ねぇ。外需中心で動く日本経済にとっては、かなりキツイですよ、マジで。
財政赤字を抱えるアメリカなのに、今回の金融不安における企業救済・景気対策で一体いくらつかうんでしょ?財政赤字が史上最大に膨らんでしまうわけで、こりゃ日本にも結構な圧力かかるわな。
しかも、オバマ新政権に対する政策への期待が、見事裏切られたら?金を放出すれば何もかも上手くいくわけではなく、もちろん上手くいくことと失敗する部分が出てきます。今月の20日以降からその実体というか結果が徐々に明らかになっていくわけですが、仮にボチボチな線を行ってたとしても、期待が大きい分、そのボチボチ感が失望を生むかもしれません。ま、その程度ならまだいいんですが、「オバマ、全然ダメじゃん!」みたいになれば、それこそ街は大騒ぎです。期待をするのは勝手ですが、その期待が「上手くいって当然」感を醸し出していることを忘れちゃいけません。
でも、だからと言って今の日本の政府には期待出来ないですしねぇ。とっても迷走中。つか、市場は日本政府を完全に無視しきってますが。期待どころか失望感折込済みって感じです。
問題は、株価が上昇するかと言うよりも、今のレンジを割り込むかどうかです。8000円台から9000円台前半の間でウロウロしながら悪材料を吸収していってくれれば良いんですけどねぇ・・・
まあ、個人投資家の方は今の段階で、「なにこれ、安い」とか言って、値ごろ感だけで安易に株を買ってしまわないほうが吉かと。
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2009/01/07(水) [ economy ]
このところ株式市場が連騰してます。実体経済は、指標やニュースを見ても悪情報ばっかりなのに。
好材料と言えば、ここ最近円安に振れてたってことくらいですかね。でも上値が1ドル94円程度ですから、別に大きく円が戻したわけでもなく、依然として円高の水準かと。
なのにここ最近の輸出関連株の上昇は、ちょっと異常。実体すらなく、オバマ新政権への単なる“期待”だけで、ここまでドカドカと上げる相場ってなんなんでしょ?
確かに昨年末にかけて外需関係は相当売り込まれてたみたいですし、ここ最近内需が買い込まれてたんで、ファンド側のポジション調整ってのもわかります。おまけに相場って、強気の時は多少の悪材料は無視されちゃいますし、景気を半年くらい先取りするっていいます。
でも、悪材料折込済みって言うにはちょっと急激に上げすぎかと。だって、輸出関連企業をはじめとする上場企業の経営陣ですら、年内の動向はほぼ総悲観的な発言しかしてないのに。
一体どうやったらそんなに強気になれるの?ポジティブに構えるのもいい加減にしとかないと、って感じです。実体から乖離しすぎちゃえば、またドカンと下がることも考えられるわけで、少しはサブプライムローン問題以降の反省を金融市場はしてくれって思うわけです。過重な期待よりも慎重さが必要なんじゃないかと。
昨年だけに留まらず、年明け早々変な相場ですが、まあ自分の実生活くらいは地に足つけて歩いていけたらなと思ってます。
post by ノリユキ at 22:57 | Comments/Trackbacks(0)
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