2009/08/02(日) [ IT・Web | business ]
只今人気急上昇中のTwitterですが、このサービスをマーケティングやらブランディングのツールとして模索している人って結構多いようです。
でも、実際に日本ではそういったツールとしてTwitterを活用できるんでしょうか?その辺のことを、最近チラホラとTwitterをいじっている私が、その感想でも述べてみようかと。
ぱっと考えたところ、現在のTwitterがビジネス・ツールとして機能させるために抱える問題点は、大きく分けると3つほどあります。1つは、その規模の内容。2つめは、コンテンツの価値を高めづらいTwitterの特性。そして3つめは、その人気の耐性です。
規模の問題
まずは規模の問題。現在日本におけるTwitterのサイト訪問者は78万人とも言われ、100万人を超えるかの勢いです。が、現在のこの規模でマーケティングを行なおうとする場合、正直分母が少な過ぎです。「十分通用する数じゃね?」とか思う人もいるかもしれませんが、例えば78万人規模の都市を1つ抽出するのと違って、その規模の構成内容に大きな偏りが見られます。現在のTwitter利用者が、多くの市場で想定される平均的な層とは言い切れないわけです。
だって、現在のTwitterの利用者層は、アーリーアダプターからアーリーマジョリティーへの過渡期と考えられますから、比較的技術的なものに早めに飛びつく層で占められているわけです。少なからずとも平均的な対象者よりもその行動性向が若干ずれています。モバイルでTwitterとかいった場合、iPhoneで盛り上がったりするわけでしょ。でも、一般的なケータイ・ユーザーがiPhone持ってる比率は少ないですって。
こういった点を踏まえれば、現在のTwitterの利用者をビジネスにおけるターゲットにしようとする場合、そのコンセプトに合致するビジネスは限られてくるわけです。大方のビジネスがTwitterをマーケティング・ツールとして機能させるためには、キャズムを超えて一般的な普及へとタッチするまでを待たねばならないことになります。
コンテンツの価値を高めづらいTwitterの特性
あるインフラやサービスを用いてマーケティングを行なったり、ブランディングを試みる際に、最も大きな課題は自己のコンテンツ利用者を増やさなければいけないということです。人が集まらなければ売れませんし、また集めることが出来なければブランディングの意味もありません。なので、Twitterにおいては、フォロー数を増やす必要があります。
では、どうやって増やすのか?例えば、こちら側からフォローしまくって、それに返答するかのようにフォローを返してもらうことで増やすと言うやり方があるでしょう。また、フォローしてくれた人に何らかの特典を与えることでフォロー数の増加を試みることも出来るかもしれません。
しかし、その様なフォロー増加は、結果として実体が薄い、つまり数は集まっても実際にtweetに目を通してくれる可能性は非常に低いわけです。もっと能動的・積極的なフォロワーを増やす必要があります。
そのためにはまず、自己のコンテンツの価値を高める必要があります。ブログにしろSNSでコミュニティーを作るにしろ、そのコンテンツの価値が低ければ、人は集まりませんし、信頼も共感も得られません。ですから、ビジネス・ツールとしてTwitterを用いるのであれば、自らのアカウント内でのコンテンツの利用価値を高めなくちゃいけないわけです。
ところがTwitterはその特性上、情報価値を高めづらい位置にあると言えます。これに対しては、2つの方向性から考えられるんじゃないかと。1つは、よく言われる情報の流動性。そしてもう1つは、しょせん「つぶやき」だということです。
情報の流動性
まず1つは、情報の流動性です。Twitterの情報は、いわば電光掲示板で流れるニュースの様なものです。リアルタイムで情報が流れていく様を目の当たりに出来るという利点がありますが、情報をストックし整理しつつ使うことにはむいていません。フロー型の情報サービスと捉えた方が良いでしょう。
となると、Twitterで自己コンテンツの利用価値を高めようとする場合、この流動性が長所となるケースと短所となるケースが出てくるわけです。
長所となるケースは、ニュースサイトなどがTwitterを利用する場合。先の例えの通り、Twitterの情報は電光掲示板に流れるニュースの様なものですから、速報性を必要とするニュースサイトなどは、Twitterを利用する価値が大いにあるわけです。
しかし、その逆に流動性が仇となるケースもあります。例えば、そうですね、う~んと・・・じゃあスキンケア。スキンケアのメーカーにしろ販売店にしろ、Twitterでそのコンテンツの利用価値を高めるためには、顧客にとって有用な価値ある情報を提供し続けなければいけません。ところが、スキンケアというジャンルに絞ってみると、そう簡単に新着ニュースは現れません。ニュースがなければ流せない。新商品の紹介やセールなどの新情報をたまに提供しても、フォロワーがその瞬間もしくはある程度の時間範囲内でTwitterを利用していなければ、その情報を見せることは難しくなってきます。相手の利用頻度が低ければ、その情報に出くわすことは稀になりますし、逆にヘビーユーザーになればなるほど、フォローしている数が増えるため大量な情報の中から相手の目を留まらせる情報を提供していくことは難しくなっていくわけです。
では、ニュースを流す頻度が低いジャンルのビジネスは、コンテンツの価値を高めるために他にどんな情報を利用者に提供するのでしょうか?多くの場合、それは成分などの基礎知識をコンテンツに載せることだったり商品の有益な使い方を提供することだったりします。しかし、こういった情報はストックされなければ意味がありません。コンテンツ内部からいつでも引き出しやすい状況で情報が置かれていなければ、意味がないわけです。しかしTwitterで流される情報は、次から次へと過去のものとして遠くへと流れ去っていきます。お気に入りの機能もあることはありますが、Twitterがその情報をストックしたり整理したり検索で引っ張り出していくことは、他のサービスに比べ不向きであることは事実でしょう。
ですから、情報の流動性という特徴を上手く利用できないジャンルのビジネスからすれば、Twitterをツールとして選択する理由が見当たりません。
しかし、もっと大きな問題点は、流動性よりも「つぶやき」という形態にあるんじゃないかと。
情報価値を求めない「つぶやき」という現実
Twitterは1つの記事を140文字という少ない文字情報で提供します。しかも、タイトルがつけられないし、カテゴリ分けも出来ない。この制限下において、1単位の小さい情報をコンセプトから外れることなく、しかも利用価値の高い形で次々と提供できる企業や人が一体どれくらい存在するんでしょうか?
もし、それくらいの力量があるのであれば、Twitterなどではなく、もっと別な形で直接大きな収益を手にすることが可能でしょうから、その様な人がTwitterから去っていくのは自然の理です。
しかも、情報の受け手自体が、高い情報価値をわずか140文字以内の言葉に求めていないとも考えられます。そもそも雑談程度の会話がリアルタイムで感じられ共有できたらそれで良いと思っている人が、Twitterを楽しんでいるわけですから。しょせん、つぶやきは「つぶやき」なんです。
で、このことはむしろマーケティング・ツールとしてではなく、ブランディング・ツールとして致命的です。「つぶやき」がニュース速報やリンクを貼った広告として活用はできても、それ以上の価値を形成できないのであれば、自社や自己のブランディングには、全く役に立ちません。1つのコンセプトに基づいて「つぶやき」し続けることが非常に難しく、しかも1つのつぶやきに情報価値を濃縮しづらい状況において、一体どうやってブランドを構築しろというのでしょうか?単なる雑談+αでブランディングが出来るほど、ビジネスは甘くありません。
いやね。でも、ブランディング出来るケースはあるんですよ。しかしそれは、ブランドの構築というよりは、ブランドの強化としての側面です。
ブランドを強化できるTwitterの威力
例えば、「おはよう」。このつぶやきにたいした情報価値はありません。
でも、本当でしょうか?
実は、「情報」というものは、その情報そのものだけに価値が存在するわけじゃありません。情報の背景にある属性、例えば誰がその情報を発信したか?という情報発信者によって、情報の価値は変わってくるわけです。
例えば、「おはよう」。このつぶやきが、全くの見ず知らずであり興味のない人のつぶやきとしてWeb上に現れた場合、それは雑音にしかならないのかもしれません。しかし、その「おはよう」が友達だったとしたら?「あ。アイツ、今起きたな」といった具合にイメージが沸いてきますし、感情に多少の揺れが生まれるはずです。
では、この「おはよう」が有名人、例えば憧れのタレントさんだったりしたらどうでしょうか?普段は知るところのない有名人の言葉を、リアルタイムで目の前のWebで接することが出来るわけです。情報の受け手にとって、それは大きな意味を持ちます。遠い憧れの存在だったはずの相手が身近に感じられるだけじゃなく、今この瞬間を共有しているという特別な感情すら喚起しかねません。ましてや自分が思い切ってこのタレントに「 おはよう。今日も元気で頑張ってください」とRepleyしてみることも可能ですし、ましてやその返事が返ってくるとしたら・・・
もうお分かりの通り、既に特定の分野もしくは情報受信者の心理的な面において一定のステイタスを確立している会社や人などは、単なるつぶやきが情報の受け手にとって大きな意味を持たせることが可能になるわけです。つまりTwitterは、既に構築されているブランドを更に強化させる可能性を大きく秘めていると言えます。
もちろん、タレントなど有名人・著名人の日常を垣間見るには、ブログでも可能でしょう。しかし、ブログはTwitterの様にライブ感覚でその言葉を受け手に与えることは難しい。しかも、Twitterでは単独の発言だけでなく、他者との会話すらリアルタイムで第三者に見せることが可能になるわけです。今まで知られることのなかった意外な横顔をファンをはじめとする様々な人々に披露できるということは、Twitterならではと言えるはずです。
さらにもう1つ加えるならば、Twitterの「つぶやき」という特性から、情報受信者に対して発信者は、接触頻度を増やすことが可能だという長所が挙げられます。マーケティングにおいて、顧客との接触回数を増やすことが売上促進につながるということは既に周知の事実です。Twitterにとってみれば、まさにその利点を活かせるサービスを提供していると言えます。
この様にTwitterの持つ「つぶやき」という特性は、ある程度ステイタスを確立した会社や人にとってみれば、革新的なサービスであるといっても過言ではありません。もちろん、使い方を誤れば、毒にもなるということは言うまでもありませんが。
また、有名人・著名人でなくとも、自己ブランドを強化する方法も考えられないわけでもありません。ただし、Twitterによるブランドの構築そのものは難しいわけですから、既存媒体からTwitterへの誘導、つまり
ブログの閲覧者・メルマガの読者・商品の購入者 → Twitterのフォロワー
という流れを組むことで、他の媒体で構築したブランドを強化することは可能なのかもしれません。
危険な人気の耐性
ただ、3つめの問題点として、人気の耐性というものが考えられます。耐性というのはこの場合、一端おきた熱がどこまで維持できるかということです。そして、Twitterには熱しやすく冷めやすいという特性が備わっているんじゃないか?というのが、正直な私の感想です。
Twitterにおける面白さは流動的な情報をリアルタイムで共有することですから、ある意味流行は起こりやすいのかもしれません。しかし、それは流動性のもとで直ぐに過去のものとなることの裏返しとも言えるんじゃないかと。熱もあっという間に冷めてしまうという危険性が高いように感じます。もちろんこれは、あくまで私がそう感じている範囲であって、実証して見せたわけじゃありません。今後ふぁぼったーなどで示されるワードの移り変わりの激しさがそれを裏付ける結果となるかもしれませんが、私はそんな計測、面倒くさくてやってらんねーということが前提の個人的な感想です。
しかし、想定した様にTwitter内で起きた流行りが非常に短い一過性のものであれば、ビジネスとしてそこに乗っかることが難しいばかりでなく、自力で起こした流行さえ捉えるタイミングを逃してしまう可能性が大きいということです。これは、マーケティング・ツールとしては非常に厳しい状況です。
また、先ほど述べた接触回数の多さというのは、長所の裏側で非常に大きな問題を抱えています。それは、「飽きる」ということ。最初のうちは良いのですが、それが繰り返されるごとに人はその対象に対して飽きていきます。珍しくもなんともなくなり、コモディティ化していきます。日常化してしまえば、次第に気に留められなくなっていきますから、逆にブランドの価値を低めてしまう結果も考えられるわけです。
さらに、Twitterというサービス自体の熱が、どれほど維持できるのかという問題があります。サービスには、その時代において様々な盛隆がありますから。Twitterが流行っているからと言って、それがいつまでも続くとは限りません。
ましてや、他のビジネス・ツールに比べると、Twitterの人気は長くないんじゃないかとも言える状況だって考えられます。例えば、同じ盛隆の中にあっても、メール・マーケティングはその性質がブッシュ型であるという強力なマーケティング・ツールですし、メールそのものがネット利用者にとってスタンダードとなっているため、一時の勢いはないにしろ、廃れるまでには至っていません。しかし、コンテンツがしょせん「つぶやき」であり、コミュニティーとしてのつながりも「ゆるい」ことを特徴としてもつTwitterが、どこまでこの盛り上がりを維持できるかと言えば、大きな不安は隠し切れないはずです。
この様に利用者の熱が冷めてしまった場合、その被害を最小限に食い止めるには、Twitterにおける自己の着地点と引き際を、予め設定しておく必要があるんじゃないでしょうか。
とまあ、以上が1ヶ月程度しかTwitterをいじったことのない私の感想です。問題提起が多いように思えますが、別にだからと言ってTwitterのマーケティング・ツール、ブランディング・ツールとしての可能性を否定する話じゃありません。まだ気づかない可能性や問題点は、これからも出てくるでしょうし、それを乗り越えることがある意味ビジネスそのものとも言えるわけですから。
今から参入しておいて上手くいけば先行者組に入りますし、仮に上手くいかなくともTwitterにかける投資費用など微々たるものでしょうから、試験的な意味合いも含めて早期参入のリスクはかなり少ない様に思います。「ビジネス・ツールとしては使えねーよ」とか言って切り捨てるよりは、その模索する姿勢を高く評価するべきだと思いますけどね。
ps:
ちなみに、自分のつぶやきをフォローしてくれている人のことをフォロワーと呼ぶかどうかは定かではありませんが、ここではそういった意味で使っています。
post by ノリユキ at 17:20 | Comments/Trackbacks(0)
2009/07/19(日) [ IT・Web | entertainment ]
ここしばらくの間、首から背中にかけて痛みが走りっぱなしなので、安静をとって出来るだけパソコンとかをいじらない様にしてましたが、今日はちょっとだけ楽ちんなので、久々に更新。
で、しょこたん☆ぶろぐが先日、アメブロに移転しました。エキサイトの「ファンサービス」のサービス停止に伴いお引越しだそうです。
しかし、アメブロの有名人ブログ・ランキングでマトモに競いもしないうちから、既に殿堂入りとは、さすがしょこたんです。しょこたんのあの大量のエントリーに、アメブロの水増しPVが加わってしまうと、天文学数字なPVが叩き出されてしまい、どんなタレントブログも太刀打ちできないということなんでしょうか?きっとそう。そんな気がする。
ところで、アメブロの有名人ブログ・ランキングでは、並みいる芸能人を抑え、「あいのり」のやまじと桃が10位以内にランクインしてるところが、素敵です。なんか首の辺りがこそばゆいと言うか。もちろん、そうは言いつつも、ちゃっかり彼女らのブログをチェックしてしまった私も、素敵ですが。
ちなみに、しょこたんもTwitterをはじめたそうですが、毎日大量に更新されるブログとの兼ね合いはどうするつもりなんだろ?と思って、しょこたんのTwitter覗いてみたら、単にブログの更新情報をtwitterfeedで飛ばしてるだけでした。ちょっと期待はずれ。今後に期待。
post by ノリユキ at 18:21 | Comments/Trackbacks(0)
2009/07/08(水) [ IT・Web ]
そんな話が、数日前にチラホラと。WC3が方針を発表しました。ちょっと前までは、HTMLはもう終わりでこれからはXHTMLみたいな話も吹聴されてたと思いましたが、右往左往しながら結局はHTML5へと統合するそうです。
私は今後のXHTMLの扱いがどうなるのか、ちょっとハッキリ掴めてないんですが、この辺のことを掘り下げて書いた記事を今のところ私は見かけてないんで、みんな首かしげながら動向探ってるのかな?
検索エンジンなどによる今後のXHTMLの扱い次第では、Web製作の立場からすれば、SEOの面で大変な作業が待ち構えてるんでしょうし、CMSも仕様はどーすんだろ?と気になるところです。いずれにせよ、いち早く順応することが、ステータスをを確立するきっかけにはなるんでしょうね。
ということで、とりあえずメモ的にこれでも。
HTML 5の仕様が一覧できるクィックリファレンス | コリス
post by ノリユキ at 00:49 | Comments/Trackbacks(0)
2009/06/29(月) [ IT・Web ]
灯台下暗し。ま、そういうこともあるさ。

ちなみにYahoo!Japanに、抜け目はない様です。
post by ノリユキ at 22:33 | Comments/Trackbacks(0)
2009/06/13(土) [ IT・Web | business ]
ここ最近、Webサービスが変な意味で色々と話題になってますが。
SNSの収益がガクッと落ちててmixiとか広告枠ガラガラっぽいだとか、ゆびとまが突然運営停止しちゃって会員が放置され放題だとか。サイバーエージェントならアメブロPV水増しだとか、男の子牧場即閉鎖だとか。
んで、こんどはAsk.jpですか。一般向けサービスは撤退ってことですね。
「Ask.jp」検索が終了 一般向けサービス撤退:ITmedia Newsより
Webサービスって利用者無料のところがほとんどで、その収益の多くは広告収入でまかなってます。なんで、この不景気なご時世って、結構大変みたいですねぇ。テレビだって、製作減ってるんでしょ?だから安上がりな若手芸人たちが重宝されてるって言うし。
んで、やっぱ必死なんですかね。ま、いつの時代もビジネスは必死でしょうけど、なんか足掻いてる部分って大きくなってくるのかも。
Webの可能性をビックマウスで語る人っているし、もちろん可能性は大いにアリアリなんでしょうけど、結局収益を広告収入に頼らざるを得ない構造って既存メディアとなんら変わらないわけで。そこんとこ、超えていかないとね・・・まあ、言うは易し行なうは難しですが。
このブログで言ったのか別のところで言ったのかは忘れましたけど、Webにぃてんナントカとかクラウドコンピューティングとかバズワード掲げるのも良いんですけど、もうちょっと収益構造にイノベーションっぽさ醸し出していかないと、表面が著しく変わってみても、今みたいなことの繰り返しなんじゃねーかと。
post by ノリユキ at 11:14 | Comments/Trackbacks(0)
2009/05/18(月) [ IT・Web | business ]
何かと話題を呼んだ「男の子牧場」。開設したと思ったら、即効でパロディーサイトが次々と登場したのにも驚きましたが、本家はあっという間の閉鎖劇だったようです。
「婚活サイト「男の子牧場」サービス停止 家畜扱い批判受け」:イザ!
遊び心と実直さ。いくらWebサービス上のこととは言え、まあビジネスの線上に乗っかってるわけですから、この2つのバランスって難しいですねぇ。遊び心がなければユーザーからは受け入れづらいところでしょうし、かといって実直さというか公正さというかお堅い部分も大切なわけで。
まあ、苦情を寄せたのがどんな層に偏ってるかにもよるんでしょうけど、やっぱこれ、「婚活」という括りが大きかったのかもね。婚活やってる女性達は真剣に取り組んでる人が多いでしょうし、家畜に見立てた男と結婚ってのも嫌でしょうしね。結婚した後までも女友達から、「アンタんところの羊、元気ぃ?」みたいに自分の旦那のこと言われたりしてね。子だくさんパパになったら「羊のくせに・・・」って言われるのはもっと嫌だな。
別に男も女も異性の品定めなんて日常的にやってることですけど、それはもっと俗というか非公式な部分でのことですから、公式っていうか表舞台にそれを持ち込むのは、やっぱお下品に感じる人も多いんでしょうね。
まあ、サイバーエージェントさんも、公式では「昨今話題になっている『草食男子』というキーワードから連想し、女性がイメージしやすいように・・・」などと言ってた様ですが、女性ユーザー向けの「男の子牧場」を作っても男性ユーザー向けの「女の子牧場」を作る予定はなかったってことは、やっぱ「女の子牧場」を作っちゃうと何かと問題が起きるんじゃねーかくらいの意識は暗にあったんじゃないかと。家畜が男ならセーフだろ、みたいな。ま、勝手な想像ですが。
いずれにせよ、多面的な価値観が広がっていると言いつつ、ある意味世論は二極化しやすい傾向にある現在、遊び心と実直さのバランスをとるのは大変だけど、逆に言ったら大切なのかもね。
post by ノリユキ at 22:26 | Comments/Trackbacks(0)
2009/05/08(金) [ IT・Web | business ]
ゴールデンウィークが始まるとほぼ時を同じくして病床にて退屈をもてあましていた私ですが、その間方々では色々と面白そうなことがあったようで。
その1つに、ネットで話題になってたこの記事。かなり揶揄したその内容が、読んでて結構楽しい。
アメブロのPVが界王拳並みな件 - カイ士伝 -
アメブロのアクセス解析は人だけじゃなくてRSSリーダーや検索エンジンのロボット・クローラーまでもがPVに数えられているということを、カイ士伝さんがレポートしてます。
どうやらアメブロのアクセス解析とは、人のみならずプログラムまでもが平等にその存在価値を尊重されているという次世代アナライザーの様です。要するに実際の閲覧者の人数以上にアクセスがカウントされてるってことですけどね。こういったことは他のブログサービス付属のアクセス解析でも多少なりともありそうですけど、アメブロの場合はその程度がかなり大きいようで、その水増しっぷりが結構話題になってるみたいです。RSSリーダーを1分ごとに拾いに行かせる設定にしたら、かなりのアクセス数増加が見込めるってことですからねぇ・・・
まあ、穿った言い方をすれば、こういったことに対して知識のない多くのブロガーが他のとこでブログやるよりアメブロでブログ始めちゃえば、例えそこに実体がなくともアクセスたくさん!読者いっぱい!って大喜びでしょうから、ブロガーのやる気増加、モチベーションの維持に繋がるんだぜぃっ!という慈善活動ってことにもなるんでしょうが、結局のところアメブロ自体が得しちゃう結末ですからねぇ。正直ちょっと問題アリっぽいんですけど。
例えばアメブロって沢山の芸能人ブログを抱えているわけで、しかもマンモス級のアクセス数を持つブログも多数あるわけです。そういった意味で言えばタレントさんもアメブロさんもお互いマンモスアクセス数という宣伝効果にあやかってるわけですが、でもそんなブログのPVはかなりの数で人によるものじゃないかもしれないってねぇ・・・正直萎えます。
そう言えば、タレントの上地雄輔さんがアメブロでやってるブログが世界一のアクセス数を誇るブログとしてギネス入りしましたけど、この記録も多くは生身の人間による閲覧数じゃなくてロボットの回覧数だったりするわけですかね?この辺のことは、「Future is mild:アメブロのアクセス数について」で検証してるんで見てもらえればわかりますけど、こういうのも問題なんじゃないですかね。
もちろん、アクセス解析によるPVのカウントの仕方って、別に決まりがるわけじゃありませんから、各会社がそれぞれの方針でやっても罪にはならないですし、例えばライブドアよりアメブロの方がカウントが甘いからアメブロが悪いって話にもならないですが。
ただ、こういったものにある程度の基準がないと、他者が不利益を被ったりする可能性は否定できないわけで。各ブログサービスがそれぞれPV水増し合戦に参加しちゃたら、それこそとりとめもない事態になってしまいますし、ブロガーの皆さんは実体のないPV数という幻想の海をぬか喜びしながら泳ぎ続けるという悲喜劇が繰り広げられます。それが悪いのか?って言われたら一概には言えませんけど、同様にそういった事態が問題になり得るってことも否定できないんじゃないかと。
で、最も問題なのが、広告の件かと。広告主は実体の薄いPV数並べられてそれを根拠に広告費を払ってしまう可能性はありますから、基準のないPVカウントって広告主に不利に働いてしまうわけです。もちろん商売ですから、こういったテクニックもありなんでしょうし、別にネット広告に限らず、例えばマーケティング調査にしたってサンプル数なんてその実体は結構怪しいもんで、でもそれをある程度真に受ける形でクライアントは調査会社に金払ってるわけですし、一概にここだけが悪いとかそういった話じゃありませんけどね。ただ、「切込隊長BLOG(ブログ) Lead-off man’s Blog:アメーバブログのPV数水増し話について」でも触れてますが、サイバーエージェント自身が広告代理店業を営んでるわけですから、もうちょっと気を利かせてみても宜しかろうかと。
こういうのって、あんまり野放しになり過ぎちゃってると、実際の広告効果との差異から広告主が広告打つの控えてみたりするところも出てくるでしょうし、それが次から次へと始まっちゃうと、広告収入で成立するコンテンツ業界全体が、結構難しい状況に置かれてくる可能性も、否定できないっちゃ否定できませんしね。
まあ、こういったことってテメェんとこの懐勘定だけじゃなくて、周り見渡して足並みを揃えてみるって賢さも必要なんじゃないですかね。
post by ノリユキ at 21:01 | Comments/Trackbacks(0)
2008/09/08(月) [ IT・Web ]
周知の通り、GoogleからブラウザChromeのβ版が公開されてます。
Google Chrome
興味があるなしに関係なく、Webサイトを製作する上で、Chromeがある程度のシェアを獲得した場合、無視できない存在になってきます。CSSによる閲覧状況を考慮しなくちゃいけないし。
ということで、何度かダウンロードページへと向かってみましたが、「ま、いっか」でスルーしてしまいます。なぜ?
きっと私が、アーリーアダプターではないからです。ある程度こなれてきた状況になってから、導入してみようかと。ある意味、Chromeが普及するかどうかは、単にGoogleだけじゃなく、アーリーアダプターさん達の手腕にかかっているとも言えそうです。
post by ノリユキ at 16:29 | Comments/Trackbacks(0)
2008/03/04(火) [ IT・Web ]
4Gamer.net ― [OGC2008#03]「2ちゃんねる」と「ニコニコ動画」のひろゆき氏が語る,ゲーム・コミュニティ・文化(シヴィライゼーション4【完全日本語版】)
まあ、私はゲームを滅多にしない人なんですが、気になったのはこれ。
人間に興味があるんじゃなくて,どちらかというと知識に興味があるんですよね。「この話をしたい」とか「こういう情報を知りたい」とか,目的は人間じゃなくてあくまで情報なんです。情報のやりとりをする場として「2ちゃんねる」を作っているので。「いま発言しているこの人が,本業としては何をしているか」なんていう,「この人に関する情報」には興味がない。だから,それを削ぎ落とした形になってるんですよ。
そしてその場合,肩書きは邪魔になります,例えば僕が言っちゃうと,もう正しいんだと思い込んじゃう人って,やっぱりいるんですよね。「私は大学教授です」って書いちゃえば,「大学教授が書いているんだから正しいだろ」って信じてしまう人がいるけれども,それと情報の信頼性は本来違うはずです。
匿名でいながら説得力のある人って,結局情報ソースを持っていたりとか,合理的に結論を導いていたりとか,誰が見ても納得できる理由を持っているわけです。情報としてはそっちのほうが信頼性が高くなるんじゃないのかなと思っているんですけど。
情報を純粋に収集する場合、情報発信者の属性はかえって邪魔になるという指摘。それそのものは珍しくはありませんが、それが「匿名性」という話に繋がってくるって話は、「なる・・・」って感じですかね。
ビジネスじゃあ全く逆の手法を持って情報を発信するのが常套手段なわけで。「利用者の声」とか「肩書きのある人の推薦の声」とかがあるとないとじゃ、広告の反応って随分変わってきますし。
振り回すか、振り回されるか、ってのがポイント。
他にもこれなんか、メモっときたい。
例えば5人が1年間バイクの話をしているとしますよね?で,そこにそのバイクを好きな人が一人,たまたま入ったとします。5人がめっちゃ仲良くて,赤の他人が一人で入ったら,いきなり会話に参加できるかっていう状態になるじゃないですか。属人情報をなくすと,単にバイクの情報を書けば参加できる,参加しやすいっていうのがあるんですよね。
属人情報をなくすと、コミュニティーに参加しやすくなるって話。この点、自分もずっと考えてたんですよねぇ・・・ネット上のコミュニティーのあり方というか。
あと、これも。
こういうコミュニティって,だいたい2,3年でつぶれるんですよね。つぶれる理由ってやっぱり,常連が幅を利かせるからで。そうすると新しいところに行くっていうのが,いままでの解決策だったんですけど,そこをなんかシステム的にいじって解決できる方法があるかな,というのを,いろいろと試しているんですけど。
双方にとって快適な居場所を共存させるなら,それぞれ別の場所に作ったほうが早いかなあと。新しい人にとって快適な場所を別に作っても,古い人達にとって古い場所は快適なままなので,新しい人にとってみれば,古い場所を変えるよりも,新しい場所を作ったほうが早い。
個人的にネットってリアルと対極にあるとかリアルを越えるとかは思ってなくて、ネットはリアルの補完要因にしか過ぎないんじゃないかってのが、今現時点の考え。そう考えることで、逆にネットの可能性は広がると私は考えてるんですが、そういった意味で人間の「属性」という点は非常に重要。
言ってしまえば、「仮想社会」なんて気取るよりも「偽装社会」って自覚してコミュニティーを設計していった方が、新たな展開が見込めるんじゃないかと。そう思ってるんだじぇい。
post by ノリユキ at 12:08 | Comments/Trackbacks(0)