都議選は自民大敗、民主圧勝という結果に

私も昨日、妻と一緒に都議選に投票して来ました。しばらく前に引っ越したんですが、近所なので投票会場は以前と同じ小学校だと思い行ったところ、「小林さんの投票会場は、ここではありません」と言われてしまいました。しかたなく、別の会場へと・・・

しかし、想像してた以上でした、都議選の結果は。しかも、投票率も50%超えてるし。もちろん「都政と国政は違う!」とか言いますし、その通りですけど、じゃあ都議選で自民が負けなかったら、「自民党は国民から支持されている」という判断しちゃうわけでしょ、自民は。だから、都民からすれば国政が変わって欲しいと思ったら、やっぱり都議選である程度意思表示を示したくなるわけで。

もう、自民党がどうだとか民主党がどうだとか言う前に、とにかく変わって欲しいんでしょうね。とにかく何かしら政治に変わって欲しいと思ってる人は、民主党に期待していない人でも、とりあえず自民党には入れたくないって思うわけでしょうし、とりあえず民主党に政権担当させちゃえば、何かしら変わるんだろうし、自民党も変わるだろうと思ってるんじゃないかと。少なくとも私の周りではそんな意見ばっか。

とりあえず、この結果を受けて麻生さんは衆議院解散、8月30日に総選挙という判断を下したようです。遅すぎの感もしますが。

まあ私の様な無党派層は、その時の状況でどう転ぶか分かりませんし、そういう人は結構多いんで、民主党もぬか喜びせずに頑張ってください。もちろん、自民党も他の政党さんも。

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オバマ米大統領のiPodに、マイケルジャクソンの曲入っている件について

【マイケル急死】オバマ米大統領が追悼コメント 「私のiPodには今も全曲入っている」 - MSN産経ニュース

一国の大統領が、個別商品名を挙げてコメントして良いものかと一瞬思ったが、アメリカじゃ自国の家電製品は日本などの国に駆逐されているから、数少ない国内メーカーの電化製品だから宣伝効果があるし良いのか、と思い直した。

いや、ただそれだけが言いたかっただけ。

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麻生おろしと鳩の乱は当然の帰結

鳩山前総務大臣の辞任によって、再び支持率低下が顕著になった麻生政権。麻生おろしが本格化との報道で華が咲いています。私の個人的な感情で言えば、報道で見る限り鳩山前大臣の心情を察すると、胸がキリキリと痛みます。鳩山前相からしてみれば、裏切られた感は残るでしょうし、まさか自分にお鉢が回ってくるとは思わなかったでしょうに。

ちょっと前に、小泉元首相が麻生さんに対して怒りを顕わにしたことがありました。郵政民営化に対して、「そもそも私は反対だった」と言った麻生さんの一連の出来事に対してです。日本郵政の「かんぽの宿」不当売却で郵政民営化の旗色が悪くなると、当時の担当大臣であった麻生さんは「ホントは反対だった」と言い「担当は私じゃなかった」的な発言をし、しかし総裁選の時には郵政民営化の立役者は俺だ的な発言をしていたわけで。これに対して、郵政民営化を本丸として進め、その改革の一角に麻生さんを据えた小泉元首相は怒っちゃったわけです。んで、さらに火に油を注いだのは、国会での質問に対し麻生さんは小泉元首相を「変人」呼ぶ始末。

世論の中では、「もう辞める小泉さんが今さら口を出すのは、ちょっとね」という論もありましたが、小泉元首相本人からすればやっぱ黙ってられないでしょ。この一連の出来事に対する麻生さんの発言は、ほぼ自己責任回避から成立しているわけで、そのために他者や他事をさげすむことにつながる発言を繰り返しているわけです。私が小泉元首相なら黙ってられません。むしろ小泉元首相は、途中から「もう辞める人間だから」と言ってよく口をつぐめたもんだと。

んで、国民から人気のある小泉元首相を敵にまわした形になった麻生政権って、さらに旗色が悪くなるわけですが、この時にそれを省みずに麻生さんを応援し続けたのが今回辞任した鳩山前総務大臣なわけです。彼からすれば、それがポリシーだったんでしょうし、かばうことも矢面に立つことも、自分の役目くらいに思ってたのかもしれません。

ところが今度は、鳩山前大臣が小泉元首相の時と同じことをされちゃったわけです。

麻生さんから日本郵政の社長の首を挿げ替える話は出ていたし、それと自分の信条に沿って、行動を進めていた。ところが党内での旗色が悪くなると、鳩山前大臣が行くところまで行っちゃった後から「ちょっと待て、引き返せ」とか言い出されたわけで。そんなことギリギリになって言われても、もう後戻りは出来ねーよってのが普通の人の心情です。

しかも、混乱を招いた張本人的な扱いを総理からされちゃったわけです、鳩山前大臣は。まあ、裏切られた感は残るわな。

これって小泉元首相の時のパターンとほとんど同じです。そして正直痛いです。痛すぎます。風見鶏と言うか自己責任回避と言うか、そういったことが根底にあってリーダーが発言を繰り返していくのって、組織としては致命傷です。

麻生さんがきちんと上に立つものとして対処していれば、鳩山前大臣の件にしても、辞任にまで問題が大きくならずに済んだはずです。当初、麻生さんと鳩山さんは同じ意見を共有していて、それに対して鳩山さんは行動を進めていったわけで、風向きがどうやら違っていそうであれば、麻生さんは「ちょっとその辺でストップ」と言えたはずです。その制止を振り切って鳩山さんが前に進むのであれば、それは彼の独自の判断であり暴走ですから、鳩山さん自身の責任問題なわけです。

でも、それをしなかった。騒ぎが続いていても、麻生さんは何もしない。指示の変更が伝えられなければ、鳩山さんは麻生さんとの意見の共有は変わっていないと判断するわけで、それに従って突き進む。と、当然の流れになってしまいます。普通、そうでしょ。会社で上司から指示があって、様相が変わっても当初の通り業務を遂行するする自分に上司が何も言わなければ、自分の行動は肯定されているもしくは容認されていると、誰だって判断するでしょ。

ところが、ギリギリのところになってから、「ちょっと待った。予定変更」とか言われちゃうんですよ。そしてその後に騒ぎを起こした張本人的なこと言われちゃうんですよ。堪えられますか?

やはり俗に言われる麻生さんの「決められない、ぶれる」というのは、組織にとって致命傷。最良のパートナーや最大のフォロワーを失うことに繋がっていきますから。そして組織そのものに不信感と不安感と言う混乱を招く。

今、この騒ぎに対して細田幹事長は党内に自制を求める様な発言をしています。立場からすれば、確かにそうすべきです。しかし、鳩山さんの次は自分かもとか思わないのかな。

ただ、勘違いして欲しくないのは、何も私は麻生さんを責めたくて言ってるわけじゃなく、麻生さんの抱える状況でリーダーの立場になると、誰でもこうなりがちになるんじゃないかと言ってます。党内での支持基盤が薄く、国民の支持率も低ければ、寄って立つところがないわけで、こういった場合には、どうしても風見鶏的なところと責任回避的な行動にならざるを得ないのが、人ですから。

逆にこうった状況下でリーダーになるのであれば、麻生さんの様なタイプではなく世渡り上手な人がリーダーシップをとったほうが、上手くいきそう。判断と行動に一貫性はなくとも、逆に状況に応じた判断と行動は人一倍早いわけですから。リーダーシップ論も組織的な環境を無視しては成立し得ないという好例かと。

post by ノリユキ at 11:33 | Comments/Trackbacks(0)

再びバラマキ対策

さすがにちょっと、これはキツイかなぁ。

少し前、「景気対策がバラマキと呼ばれる理由」では、財政のことあんまり考えずに「消費税無料にしちゃえば?」なんて呑気に話してましたが、ちょっと今度の15兆円規模の経済対策には、正直懸念してしまいます。バラマキって呼ばれても仕方がないかな。つか、選挙対策用のバラマキでしょ。経済対策の内容が、子育て支援も雇用もエコも景気刺激も金融対策も、全部やっちゃいますよって大盤振る舞い過ぎです。

組織運営で言えば、「多額のお金を多方面に注入して利用すればその組織が再生復活する」と言う考えは、もう議論する余地もなく愚策です。力は分散させるだけ効果はなくなりますから、出来るだけ集中させて取り組む必要があります。だから、こういった経済対策のとり方って、正直ホント難しい。

いやね、確かに子育て支援もエコも景気対策の一環にはなりますよ。子育て真っ最中の家庭ともう子育てが終わった家庭で比べた場合、同じ金額のお金であっても、子育て家庭の方が消費に回る可能性が高いわけですし。エコだ!エコだ!と騒いだところで、結局のところ新製品購入やら新システム導入と言った消費刺激の側面がそこにはあるわけですから。一概に、子育てやエコは福祉であって経済対策じゃねーだろ、みたいな議論には繋がりません。

でもね、セグメントを増やせば、その分だけ資源は分断します。資金も労力も分散するわけです。本当にその対策が有益な資金効率をもたらすかと考えたら、首を縦にはふれない。

経済対策の内容を見ると、なんだかんだ言いつつ結局はエンドユーザーに金がまわっていく比率が高いわけです。一応お題目が分かれていますから、この経済対策で恩恵を受けるのは子供のいる家庭や住宅購入者、高額相続税納付者などに限定されているのかなと思いがちですが、新車やエコ家電購入者やら中小企業、介護、雇用などなど・・・と、ここまで広範囲に対策が採られるのであれば、かなり広範囲にわたってお金がエンドユーザーにまわっていくことになりそうです。

でも、それなら先のバラマキ給付金と合わせて直接国民一人一人にお金を渡しちゃえば?って思うわけです。財政出動する場合、その金は官僚の天下り先であるナントカ法人に沢山お金がまわっていくわけですから、それなら迂回させないで直接消費者に渡してしまった方が良いんじゃないですかね。もちろん、そのナントカ法人が全て無用の長物ってわけじゃないでしょうけど、限りある資源を効率的に使うには、余計なところにお金がかかる事態は避けないと。

私も企業の建て直しに参加するときは、資金が注入される前に必ず財務状況を確認して、ムダを処理するように努めます。経営の上手くない会社って、かなりの確率で無駄なところに経費をかけてたりしますから。そして、削減だけじゃなく使い道も分散させずに集中させます。資金効率を最大化していくにはそうするのが常套手段ですから。もちろん、軋轢は生じます。でも、そうやらないとせっかくの限られた資金が非効率にしか運用できなくて、結果的に企業再生が上手くいかなくなります。集中と削減が、資金投入の際には大切になってくるわけです。

だから、そういった意味も含めて考えてみても、色んなセグメントに手を出しすぎちゃ、逆に問題解決の本質からは遠のいてしまうわけです。

しかも、大盤振る舞いして15兆円使って、その財源が赤字国債に頼るって・・・いずれお鉢は私たちに回ってくるわけですから。税収が減る可能性がある中、赤字国債が増えると、その比率が逆転するかもなんて言われてるのに、借金増やして支出も増やして、じゃあリターンがどのくらいになるのか見込んでるんでしょうか?どこで何を使って、どこは抑えるかってことをハッキリさせて取り組まないと、いずれ私たちの首が回らなくなっちゃいます。

今一番大切な政治的判断と言うのは、まず優先順位を付けることです。もちろん国家運営ですから、どれかを切捨てすれば良いって問題ではありませんが、モノゴトには順序というものがあるわけで、現実的な問題解決を実行するには、優先順位をつけて取り組んでいかないと。優先順位を付けるというのは、どのセグメントが優れててどれが劣ってるかということではなく、長期的に見て全体の結果が最適となるように順番を付けていくという方法論のことですから。

あれもこれもやって、全部上手くいきましたってのは皆無に近く、どちらかと言えば全部上手くいきませんというのが、優先順位を付けない行動の行き着く先です。個人の仕事だって組織全体の活動だって全部そうでしょ。それなのに、国家だけは別なんでしょうかね?確かに全方面的な経済対策しちゃえば万人ウケしますから、これに野党が反対して解散しちゃえば与党側は有利に選挙を運べるかもしれません。格好の選挙材料にはなるでしょうけどね。でも、八方美人は嫌われちゃうぞぉ。

実際に赤字問題を抱えるこの国が生き残るために財政出動が必要なのであれば、最小の資金で最大の効果を発揮できる様に全力で取り組むことが必要であって、カネの量と配った先の数なんかじゃ、決してありません。ということで、今回の経済対策は、選挙対策面においては最適化されていても、その効率的資金運用の面からすれば問題大アリだと判断せざるを得ないかと。バラマキというのは的を得た表現みたい。

post by ノリユキ at 13:39 | Comments/Trackbacks(0)

北朝鮮、人工衛星の打ち上げ失敗!

というタイトルで騒いだ方が、国際政治上は得策なのかな、とふと思ったり。

昨日4月5日午前11時30分頃、北朝鮮より弾道間ミサイルと見られる飛行物体が、日本上空を通過し太平洋沖へと落下した模様です。まあ、この飛行物体がミサイルなのか人工衛星なのかは見解が分かれるところですが、それ以上に北朝鮮への今後の対応に対して、各国意見が分かれてます。どの国も自国の利益を優先する必要があるんで、思惑が絡み合って、今後は展開していきそうです。

北朝鮮:ミサイル発射 日米英仏、早期に非難決議案 中露は慎重姿勢 - 毎日jp毎日新聞

ただ、どの国も人工衛星の打ち上げ失敗みたいなニュアンスの方が落ち着くんじゃないかと。もちろん、自分とこの領土の上空をまたがれた日本としては拉致問題等のこともあるし、「あれはミサイル!」として国際的に糾弾する方向に持ってきたいところでしょう。でも、これがミサイルだったと断定しちゃうと、「長距離飛ぶミサイル、成功しちゃた!」ってことになって、北朝鮮の国際的な影響力がアップしちゃうわけで。国際政治上の駆け引きにしても有利となる切符を一枚手に入れたことになりますし、兵器の輸出ビジネスにも有利になるわけです。

そうなると事実はどうあれ、やっぱり表向きは「衛星の打ち上げ失敗!」っていう側面をアピールしておいた方が、アメリカにしろ韓国にしろ、何かと都合が良いんじゃないかと。北朝鮮寄りのロシアや中国にしたって、ミサイルですって騒がれるよりは、まあ人工衛星ってことでお茶を濁してもらったほうが、何かと都合が良かったりね。

とりあえずこういった事が重なっていくと、日本では「軍事費を上げて、軍事力強化しようよ!」って方向に行くことは必至ですから、逆にそういった方向に日本が進んでしまうことが世界各国としては懸念材料として浮上してきますからねぇ。今後の展開は、各国とも慎重に対応していくことが望まれます。って、上から目線。

post by ノリユキ at 09:09 | Comments/Trackbacks(0)

無難にまとめただけの金融サミットG20が閉幕

クローズアップ2009:G20閉幕 火種残して協調 財政出動、実施で溝 - 毎日jp(毎日新聞)

今回の金融サミットにおける大まかな対立構造は、

  • 財政出動優先
  • 金融市場規制強化優先
  • 保護主義

の3つですが、単純にどの国が主導権をとりたいのかってことです。日米英の3カ国は財政出動を優先的に取り組みたい主張ですが、要するにこの3カ国はニューヨーク・ロンドン・東京といった世界を代表する巨大金融マーケットを持っている国ですから、マーケットに規制がかかることで国際金融における影響力が衰えることを懸念していることの裏返しです。逆にフランスとかドイツは、そういった力を削ぎたいわけで、マーケットに対する規制強化を優先的に行ないたいわけですし。また通貨機軸をドルから移行させたい各国の動きやら保護主義の動きなんかも相まって、今回の金融サミットでは、各国の利害調整が難しいところでした。

結果としては無難に、「保護主義は景気停滞を促進するから止めましょうね」的なところで終わってます。まあ、こういった感じで「なんとなく協調」路線を表面的に打ち出すことで、お茶を濁した感じで閉幕するのは致し方ないかと。何だかんだ言っても、この世界同時不況、世界金融不安の状況では、各国が協調していかなければこれを乗り越えるのは難しいわけで、各国が自己主張を強めすぎて利害対立を明確化することは、逆に不利益しか生み出さないですから。

しかし、実質的には目新しいことは何も決まらなかったG20ですが、気になってるのはやっぱり日本の影響力低下ですかねぇ。象徴的なニュースがコレ。

G20 日本の存在感低下を象徴?時計は北京時間:MSN産経ニュース

なんかサミットに置かれた時間を示す時計が、今まではアメリカ北東部・ロンドン・東京だったのが、東京が外れて北京時間に入れ替わっていたんだとか。麻生総理も日本の存在感を示したいところだったんでしょうけど、今日にも発射されそうな北朝鮮のロケット(ミサイル?)の件で各国首脳に協力を採り付けるほうに力が行かざるを得なかったみたいですしね。

まあ、今後の国際情勢によっても私たちの生活とかが大きく変わっていく可能性も大きいわけです。今にも北朝鮮から発射されそうな勢いのロケットが日本に落ちてこないことを祈るしことでしか対応できない今の自分らの状況を考えると、決して坂道を駆け上がるようには進んでくれない現代社会の中で、人事を尽くして天命を待つことが私たちに出来る精一杯のことなのかもしれないなぁ、と思うわけです。まあ、それはいつの世にも生きる術ですが。

post by ノリユキ at 11:58 | Comments/Trackbacks(0)

タレント知事が地方を救う?全都道府県知事タレント化計画

昨日、千葉県知事にタレントの森田健作氏が当選。100万票を超える投票数で圧勝だとか。

東京新聞:千葉知事に森田氏 民主推薦ら破る 知名度で100万票突破:政治(TOKYO Web)

ただまあ、こんなニュースもありますが。

現在も「自民支部」代表 「完全無所属」掲げた森田氏(MSN産経ニュース)

森田知事が今後どのような活躍をするのかは別として、最近タレントさんが圧倒的な県民の支持によって知事へと就任するケースが目立ってます。宮崎の東国原知事や大阪の橋下知事、少し前だと長野の田中康夫前知事。で、このタレント知事さんが県政に対する大幅な改革や産業促進を進めています。やっぱ、これからは無所属のタレント知事さんの時代なんでしょうかね。

地方の行政を大幅に改革しようとする場合、普通は大きな抵抗にあいます。良いか悪いかは別として、人は思っている以上に保守的ですから。外部の人間は常に変革を求めますが、内部の人にとっては今までと変わってしまうことに抵抗を感じるものです。ましてや、そこに利害関係が存在するのであれば、なおさらのこと。もちろん県行政であれば、その抵抗勢力の一角が、県政の実行部隊である県職員たちであったりもするわけです。田中前知事の名刺を県の職員が破ったりしていたのは、まだ記憶の新しいところです。

改革を行なおうとすれば、様々な抵抗をはね退けていかなくちゃいけませんが、口で言うほど易しくはありません。相当な手練者であっても、難しいと思いますよ。なので、改革者としては強力な後ろ盾が必要になってきますが、それをフルに活用できるのがタレント知事さんになるわけです。県民からの人気度、そしてメディアを呼び込むタレント性。この2つが、改革への大きな後ろ盾になります。

タレント知事さんだと、そうでない知事さんよりも、メディアを積極的に活用できます。活動の様子は、テレビを通して県民の皆さんの知るところとなるわけです。となると、簡単に知事になんて反発できません。我らが選んだ知事さんに反発するとは何事かと、県民の多くを敵にまわしてしまうからです。それは、県職員さんだけでなく県議員さんにも言えることで、人気者の知事さんに逆らうのは自分達の選挙にも響いてきますし、得策じゃありませんから同調姿勢を比較的示しやすくなるわけで。

これがタレント知事さんじゃないと大変ですよ。県の知事さんが何をやってどんな状況に置かれているかなんて、たいして報道されませんから。自分とこの地域の特産物を血眼になって売り込んでも、報道なんてほとんどされないし、気にも留めてくれない。テレビカメラが知事さんを追っかけてくれなければ、職員から名刺を破られようが無力です。今、県行政では何が行なわれてるなんて、県民には露ほども知られません。

選挙は人気投票ですが、タレント知事さんはその人気にメディアというツールが加わって、更に拍車をかけるわけです。そんな人気者に逆らえば自分にしっぺ返しが来るのは当然なわけで、抵抗勢力だって抵抗姿勢を示すには及び腰になりやすい。世の中、人気者に従うようにできてるんですねぇ。まあ、それが愚衆政治に繋がるんだと言えば確かにそうなんですが、逆説的に意欲と能力のある人気者が改革を促進しやすい状況においてくれるというのは、民主主義の良き一面でもあるわけです。永続的はちょっと困る気もしますが、一時的にはそんな状況が促進されるのって、地方自治にとってプラスに作用するんじゃないかと。

ということで、全都道府県知事タレント化なんてのは、どうでしょうか?どこの県に行っても、そこの知事さんはタレントさんってのは。もちろん、市区町村もタレント化を図ったりして。高齢者が多く、老人介護に力を入れたい地域のトップには演歌歌手が、若者を呼び込みたい地域にはCanCanの専属モデルがなっちゃうとか。まあ、今のは極端なんですけど、その地方が何をしたいかってのが知事さんのタレントとしての属性だけでわかっちゃうみたいな。もうこうなったら、ノリですね、ノリ。

「我が県は、教育に力を入れます。人間は腐ったミカンじゃないんだ」的な武田鉄也知事。もちろん、県名は3年B組に変更して、100回失敗してもめげずに101回目もプロポーズしちゃう様なチャレンジ精神を養うとかね。

「やっぱ日本をリードするのはオタク、サブ・カルチャーでしょ」的なショコタン知事とか。ブログ1日に100回以上更新した人は県民栄誉賞。県歌は彼女がリスペクトする松田聖子の「赤いストピー」。

井森美幸が県知事になったら、県民体操は彼女がホリプロ・スカウトキャラバンでレオタード姿で踊ったあの伝説のダンスかな。ある意味、笑いの絶えない県になりそう。そして、江頭2:50知事とダンス・バトルを繰り広げるんだ。

野球選手を引退したら、イチロー選手もいいかも。県議会はナリーグとアリーグの二院制にして、ユンケルの工場と本社を県内に誘致します。たまにゴジラ松井知事の率いる県や松坂知事が率いる県とで、県の特産物を競い合ったりして。

もう難しいこととか考えずに、単にノリだけで県政をやっちゃうのも良いかもしれません。いや、良くねーか。

post by ノリユキ at 23:26 | Comments/Trackbacks(0)

景気対策が「バラマキ」と呼ばれる理由

スーパー各社では、値下競争が本格化してます。もちろんこれは、これから支給される給付金を「ウチの店に落としてくれ!」というのが狙い。これらの動きを見ても分かるとおり、いよいよ給付金の支給と高速道路料金1000円といった景気対策が本格化します。でも、これらの景気対策って「バラマキ」と呼ばれることが結構多い。もちろん、国民から集めた税金を国民にばら撒くってことで、バラマキと言われてるんですが、そこには揶揄する意味が含まれています。なんで?

もちろん、このバラマキが景気対策に結びつくかどうか疑問符が付くからです。単に内閣支持率アップを意識しただけのバラマキ政策なんじゃないかと。じゃあ、本当にこれらのバラマキが景気対策に効果が薄いんでしょうか?私は専門家じゃないんできちんと計算してるわけじゃありませんが、個人的な意見としては景気対策としての効果は少ないと見ています。なぜなら、経済不安のベースとなる部分と給付金や高速料金値下によって生まれる効果の部分がかみ合わないからです。

今回の世界同時不況は、震源地はアメリカの金融市場です。ただ、日本の場合、国内金融機関の打撃は他国から比べ少ないわけで。本質的な部分での日本の景気後退の原因は、外需の低迷です。つまり、自動車や電化製品による輸出産業の低迷なわけです。ですから、エンドユーザーを対象とした企業では、まだ元気なところが多い。ユニクロも居酒屋チェーンのワタミは過去最高益ですし、タスポ効果もあってコンビニ業界も調子は良い。楽天だって営業利益は好調ですし、東京ディズニーランドだって好成績を記録しているわけで(もちろん地域格差というのがあって、例えばトヨタなどの工場労働者による消費割合が大きい地域の外食産業などは大きな打撃を直接受けているとは思いますが、日本国全体の傾向を考えた場合の話をしてます)。問題なのは、外需産業における派遣切りやら減給に端を発する消費減速、また景気後退不安から消費を控える傾向、それらが拍車をかけ、ジリジリと社会全体に景気後退の波が押し寄せていくことです。

では、この様な構造を持つ景気後退に対して、どの様な処方箋を打つべきかと考えた場合、最も大きなケガの元となっている部分に手当てが必要なわけで、真っ先に必要なのは外需産業における業績低迷への対策、その次に雇用対策ということになるんじゃないかと。そう考えると、一人当たり12,000円の給付金がどれだけ効果を発揮するんでしょうか?

個人に12,000円を給付しても、一体何に使うんでしょうか?その多くが、「何に使ったかわからねー」ってな感じじゃないかと。で、その何に使ったかわからねー消費の内訳といえば、居酒屋で一杯やったとか、コンビニで弁当買ったとか、スーパーで高いお肉を買っちゃったとか、洋服を新しく買ったとか、ネットショップでいつもより買い物しちゃったとか、ディズニーランド行っちゃったとか。何だそれ、まだ元気な業界・企業にばっかお金落としてんじゃんっ!みたいなね。金と時間のあるヤツは、円高差益を狙って外国の免税店で金落としてきそうだし。要するに、ケガした周辺に影響が出ないようにケガの周りばっかりに薬塗って、それで安心できんのかよ?ってのが私の見解なわけです。そう考えると、もっと別な方法で政府は金を使った方が良さ気な感じがしてきませんかね。

例えば、一説によれば霞ヶ関の埋蔵金を使えば1人当たり7万円くらいは出せちゃうという話もあります。そのくらいの金額であれば、比較的高額な電化製品なんかにも目が行くはずです。テレビ買い換えちゃおう!とかね。12,000円くらいだと日常品の購入やサービス産業への消費くらいにしか目が向かないって。ただ、これだとまだ弱いんですよねぇ。外国でブランド品買ってきそうだし。となると、商品券か消費税を一時的に減額するかストップするかですかね。これだと国内消費に絞られます。でも、一番効果があるのは消費税を一時的になくしちゃうことかな。

このままで行っても、いずれ消費税率をアップしなくちゃいけないのは免れないことです。だったら、2年くらい消費税をゼロにして、3年後には5%に戻し、5年後にはさらに増税。そんな風に段階を付けていけば、消費の前倒しが起こります。消費税が安いうちに買わなくちゃ!ってな感じで。アメリカの不良債権処理が3年かかるとして、経済不安から脱するのに3年あたりを目標に政策やらを積んでいけば、結構スムーズん行くんじゃないかと。しかも消費税は率での徴収なので、より高額商品の購入に目が行きます。つまり、日常品の購入よりも、テレビや自動車の購入の方がお得感丸出し。そうなれば、大怪我の根を直接治療までとは行かなくとも、漢方みたいに自然治癒するための下支えにはなるんじゃないかと。

まあ、私は財源の確保などのことは全く考えずに言ってるだけなんで呑気なもんですが、単に12,000円を個人にばら撒くというよりは効率的な対処になるんじゃないかと。給付するにしても、もう少し不況の構造を配慮した上で、慎重な使い方を検討すべきだったと思います。バラマキなんて言われないためにもね。

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麻生総理がアメリカでアメ貰ってババ引かないことを祈ります

内閣支持率が10%前後しかない我が国の首相麻生総理大臣は、昨晩オバマ大統領と首脳会談を行なうためにアメリカへと旅立ちました。麻生総理としては、出来ればここで点数を稼いでおきたいところ。

しかし、ここが怖い。アメが欲しいがゆえに、ババを引かされかねないですから。

アメリカとしては景気対策等のために、恐ろしい額の資金をつぎ込む必要があります。しかし、そのお金って国債を発行して集めなくちゃならないわけで、誰かにその多額の債券を買ってもらわなくちゃいけません。当然、最大の買い手候補は日本と中国。ですからアメリカは、この二カ国からなんとしてもお金を引き出しておきたいところ。

そこで、ポイントを稼ぎたい麻生さんが、格好のターゲットになりやすい。

アメリカからすれば、交渉する相手が手強いと、交渉が難しくなります。だから、支持率が異様に低くて、いつ転覆してもおかしくない麻生さんを早めに呼んでおいて、欲しがってるアメをあげる仕草を見せちゃえば、簡単にババを引いてくれそう。新しい政権になってから交渉しても、アメ玉だけじゃすまなくなるかもしれませんから。腹を空かしてシッポを振ってる今のうちに早く用事を済ましておきたいと、そうアメリカは踏んでいてもおかしくないでしょうね。

ですから、今回の首脳会談では表向き何の成果も得られないほうが、日本の国益としては吉かと。

先にも、外交面でポイントが欲しい麻生さんは、ロシアの大統領と会談するために、サハリンに行きました。北方領土問題の進展と引き換えに、日本の外務省がロシアの領土と認めていないサハリンに、日本の首相自らが足を踏み入れちゃったわけです。これ、サハリンがロシアの主権下にあると日本が認めてしまったという根拠になり得る行為です。まあ、これには賛否両論あるわけですが、諸刃の剣であることは間違いないわけで。

政局より政策を掲げる今の政権は、一向に政策が進まずに政局ばかりが目立ちます。更にこれを加速するかのように今回の麻生さん訪米が、アメ玉欲しさに国益を損なう様なことにならないことを、祈るばかりです。

post by ノリユキ at 09:23 | Comments/Trackbacks(0)

この国の限りなき不透明な教育(航空幕僚長の更迭から、ふと思う)

一般的な組織以上に、戦闘を主たる業務とする組織の場合、上位下達は至上命題です。組織内での一貫した行動の統一性が失われることは、全体の勝敗を左右するばかりでなく、一個人の命すら危険に曝されるわけですから。ましてや日本の場合、過去の歴史の教訓からシビリアンコントロールは、対面的にもかなりシビアにならないと。

ところが、この有様です。

個人としての主義主張はあって然るべきですが、空幕長という立場の人間が政府見解と異なる主張を論文という形で公にしたと言うのは、明らかに問題です。確信犯じゃねーか、っていう意見は沸いてきて当然で、マトモな感覚であれば自身の主張は立場の上から控えるはず。ちょっと異常事態なのかな、って気もしてきます。

ところで、この話を耳にした私は、じゃあ日本の教育はどうなんだ?ってふと思ったわけで。日本の教育における国の方針と、教育を行なう立場の人間・組織の行動、さらには実際の教育現場で行なわれている実情には、差異がある様な。

日本って資本主義であり民主主義の国です。競争の原理が根底にある社会なわけです。が、なぜ「過度な競争を避ける」という名目で教育の現場では、どう考えても過度とは思えない競争を回避しようとする傾向があるんでしょ?運動会の徒競走で順位をつけることやテストの点を公表するとかって、過度な競争なんですかね?冗談にしては、寒すぎるんですけど。

現実問題として、競争社会に対して様々な形で対応できる人間を育てることが必要なのであって、競争に目を伏せるのが教育なのか?と思いますが。競争を避けて育った子供達が、競争の原理で成立する社会にいきなり放り込まれるのは、ある種いじめにも近い気がしますが。

確かにね、国の意思がそのまま国民の教育とイコールになるのは、危険な部分もありますよ。でも、じゃあ教育に携わる人間のそれぞれの意思で教育していくのもどうかと思いますけどね。

どっかの国交省大臣が、「日教組をぶっ壊す」類の発言を繰り返して、まあその他色々な問題を含めて辞任しました。その神経もわかりませんけど、その大臣が言ってた日教組をぶっ壊す的な気持ちは、わからなくもありません。もちろん、この大臣の日教組論に全て同意するつもりで言ってるわけじゃありませんが。

まあ、こんなサイト作ってるくらいですからね。

「親子で学ぶおもしろ算数教室」日本教職員組合ホームページより

算数を教えたいのか、自分らの政治的主張を子供達に植え付けたいのか、ハッキリしてもらいたいもんです。「やり方が汚くねーか?」と言われても仕方がないでしょ、こんなやり方してたら。彼らには、こういったやり口を改めさせることのできる教育が必要なのかもしれません。

私たちの多くは、日本の明治維新くらいまでしか、歴史を授業で習ってません。毎年毎年どのクラスでも、「時間が足りない」という理由でもって、明治維新くらいまでの歴史しか教えられない。いわゆる戦前戦後付近の歴史は、教育の現場からは隠蔽されて続けてきてたわけです。

どーなんですかね?自分らの国の歴史すら、胸を張って教えられない日本の教育ってのは。一体この国の教育は、私たちに何を教え何を学んでもらおうとしているんでしょうか?

国として教育の理念とかビジョンとかあっても、それを具体化していく作業が全く抜け落ちてる。企業で言えば、理念やビジョンに基づいてそれを具体的な戦略へ、そして戦術へと落とし込めなきゃ、それはダメダメ君なわけです。「健康な食生活を提供したい!」と立派な理念を掲げてるくせに、実際店で売ってるのは揚げ物やらステーキ肉やら着色料バリバリ食品やら、まあ有機野菜もあるにはあるけどね、みたいな。それと似たようなもんでしょ、日本の教育って。

政治家にしろ政府にしろ政党にしろ教育者にしろ、それぞれの見解や主義主張が違うのは、別にいいんですよ。でも、ハッキリとした結論も方針もなく、不透明な教育を受けさせられる人間は、たまったもんじゃありません。てめーらの主張の間で振り回されることが、この国の教育なら、この日本で生まれた私たちは不幸であると言わざるを得ません。

まあ、そんな風に息を荒くして語ってる割には、「玉虫色の教育も日本らしくて悪くねーんじゃねぇか」って思ってる私がいるんですけどね。(ピース)

post by ノリユキ at 14:26 | Comments/Trackbacks(0)