2009/03/22(日) [ economy | politics ]
スーパー各社では、値下競争が本格化してます。もちろんこれは、これから支給される給付金を「ウチの店に落としてくれ!」というのが狙い。これらの動きを見ても分かるとおり、いよいよ給付金の支給と高速道路料金1000円といった景気対策が本格化します。でも、これらの景気対策って「バラマキ」と呼ばれることが結構多い。もちろん、国民から集めた税金を国民にばら撒くってことで、バラマキと言われてるんですが、そこには揶揄する意味が含まれています。なんで?
もちろん、このバラマキが景気対策に結びつくかどうか疑問符が付くからです。単に内閣支持率アップを意識しただけのバラマキ政策なんじゃないかと。じゃあ、本当にこれらのバラマキが景気対策に効果が薄いんでしょうか?私は専門家じゃないんできちんと計算してるわけじゃありませんが、個人的な意見としては景気対策としての効果は少ないと見ています。なぜなら、経済不安のベースとなる部分と給付金や高速料金値下によって生まれる効果の部分がかみ合わないからです。
今回の世界同時不況は、震源地はアメリカの金融市場です。ただ、日本の場合、国内金融機関の打撃は他国から比べ少ないわけで。本質的な部分での日本の景気後退の原因は、外需の低迷です。つまり、自動車や電化製品による輸出産業の低迷なわけです。ですから、エンドユーザーを対象とした企業では、まだ元気なところが多い。ユニクロも居酒屋チェーンのワタミは過去最高益ですし、タスポ効果もあってコンビニ業界も調子は良い。楽天だって営業利益は好調ですし、東京ディズニーランドだって好成績を記録しているわけで(もちろん地域格差というのがあって、例えばトヨタなどの工場労働者による消費割合が大きい地域の外食産業などは大きな打撃を直接受けているとは思いますが、日本国全体の傾向を考えた場合の話をしてます)。問題なのは、外需産業における派遣切りやら減給に端を発する消費減速、また景気後退不安から消費を控える傾向、それらが拍車をかけ、ジリジリと社会全体に景気後退の波が押し寄せていくことです。
では、この様な構造を持つ景気後退に対して、どの様な処方箋を打つべきかと考えた場合、最も大きなケガの元となっている部分に手当てが必要なわけで、真っ先に必要なのは外需産業における業績低迷への対策、その次に雇用対策ということになるんじゃないかと。そう考えると、一人当たり12,000円の給付金がどれだけ効果を発揮するんでしょうか?
個人に12,000円を給付しても、一体何に使うんでしょうか?その多くが、「何に使ったかわからねー」ってな感じじゃないかと。で、その何に使ったかわからねー消費の内訳といえば、居酒屋で一杯やったとか、コンビニで弁当買ったとか、スーパーで高いお肉を買っちゃったとか、洋服を新しく買ったとか、ネットショップでいつもより買い物しちゃったとか、ディズニーランド行っちゃったとか。何だそれ、まだ元気な業界・企業にばっかお金落としてんじゃんっ!みたいなね。金と時間のあるヤツは、円高差益を狙って外国の免税店で金落としてきそうだし。要するに、ケガした周辺に影響が出ないようにケガの周りばっかりに薬塗って、それで安心できんのかよ?ってのが私の見解なわけです。そう考えると、もっと別な方法で政府は金を使った方が良さ気な感じがしてきませんかね。
例えば、一説によれば霞ヶ関の埋蔵金を使えば1人当たり7万円くらいは出せちゃうという話もあります。そのくらいの金額であれば、比較的高額な電化製品なんかにも目が行くはずです。テレビ買い換えちゃおう!とかね。12,000円くらいだと日常品の購入やサービス産業への消費くらいにしか目が向かないって。ただ、これだとまだ弱いんですよねぇ。外国でブランド品買ってきそうだし。となると、商品券か消費税を一時的に減額するかストップするかですかね。これだと国内消費に絞られます。でも、一番効果があるのは消費税を一時的になくしちゃうことかな。
このままで行っても、いずれ消費税率をアップしなくちゃいけないのは免れないことです。だったら、2年くらい消費税をゼロにして、3年後には5%に戻し、5年後にはさらに増税。そんな風に段階を付けていけば、消費の前倒しが起こります。消費税が安いうちに買わなくちゃ!ってな感じで。アメリカの不良債権処理が3年かかるとして、経済不安から脱するのに3年あたりを目標に政策やらを積んでいけば、結構スムーズん行くんじゃないかと。しかも消費税は率での徴収なので、より高額商品の購入に目が行きます。つまり、日常品の購入よりも、テレビや自動車の購入の方がお得感丸出し。そうなれば、大怪我の根を直接治療までとは行かなくとも、漢方みたいに自然治癒するための下支えにはなるんじゃないかと。
まあ、私は財源の確保などのことは全く考えずに言ってるだけなんで呑気なもんですが、単に12,000円を個人にばら撒くというよりは効率的な対処になるんじゃないかと。給付するにしても、もう少し不況の構造を配慮した上で、慎重な使い方を検討すべきだったと思います。バラマキなんて言われないためにもね。
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2009/02/24(火) [ politics ]
内閣支持率が10%前後しかない我が国の首相麻生総理大臣は、昨晩オバマ大統領と首脳会談を行なうためにアメリカへと旅立ちました。麻生総理としては、出来ればここで点数を稼いでおきたいところ。
しかし、ここが怖い。アメが欲しいがゆえに、ババを引かされかねないですから。
アメリカとしては景気対策等のために、恐ろしい額の資金をつぎ込む必要があります。しかし、そのお金って国債を発行して集めなくちゃならないわけで、誰かにその多額の債券を買ってもらわなくちゃいけません。当然、最大の買い手候補は日本と中国。ですからアメリカは、この二カ国からなんとしてもお金を引き出しておきたいところ。
そこで、ポイントを稼ぎたい麻生さんが、格好のターゲットになりやすい。
アメリカからすれば、交渉する相手が手強いと、交渉が難しくなります。だから、支持率が異様に低くて、いつ転覆してもおかしくない麻生さんを早めに呼んでおいて、欲しがってるアメをあげる仕草を見せちゃえば、簡単にババを引いてくれそう。新しい政権になってから交渉しても、アメ玉だけじゃすまなくなるかもしれませんから。腹を空かしてシッポを振ってる今のうちに早く用事を済ましておきたいと、そうアメリカは踏んでいてもおかしくないでしょうね。
ですから、今回の首脳会談では表向き何の成果も得られないほうが、日本の国益としては吉かと。
先にも、外交面でポイントが欲しい麻生さんは、ロシアの大統領と会談するために、サハリンに行きました。北方領土問題の進展と引き換えに、日本の外務省がロシアの領土と認めていないサハリンに、日本の首相自らが足を踏み入れちゃったわけです。これ、サハリンがロシアの主権下にあると日本が認めてしまったという根拠になり得る行為です。まあ、これには賛否両論あるわけですが、諸刃の剣であることは間違いないわけで。
政局より政策を掲げる今の政権は、一向に政策が進まずに政局ばかりが目立ちます。更にこれを加速するかのように今回の麻生さん訪米が、アメ玉欲しさに国益を損なう様なことにならないことを、祈るばかりです。
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2008/11/01(土) [ politics ]
一般的な組織以上に、戦闘を主たる業務とする組織の場合、上位下達は至上命題です。組織内での一貫した行動の統一性が失われることは、全体の勝敗を左右するばかりでなく、一個人の命すら危険に曝されるわけですから。ましてや日本の場合、過去の歴史の教訓からシビリアンコントロールは、対面的にもかなりシビアにならないと。
ところが、この有様です。
個人としての主義主張はあって然るべきですが、空幕長という立場の人間が政府見解と異なる主張を論文という形で公にしたと言うのは、明らかに問題です。確信犯じゃねーか、っていう意見は沸いてきて当然で、マトモな感覚であれば自身の主張は立場の上から控えるはず。ちょっと異常事態なのかな、って気もしてきます。
ところで、この話を耳にした私は、じゃあ日本の教育はどうなんだ?ってふと思ったわけで。日本の教育における国の方針と、教育を行なう立場の人間・組織の行動、さらには実際の教育現場で行なわれている実情には、差異がある様な。
日本って資本主義であり民主主義の国です。競争の原理が根底にある社会なわけです。が、なぜ「過度な競争を避ける」という名目で教育の現場では、どう考えても過度とは思えない競争を回避しようとする傾向があるんでしょ?運動会の徒競走で順位をつけることやテストの点を公表するとかって、過度な競争なんですかね?冗談にしては、寒すぎるんですけど。
現実問題として、競争社会に対して様々な形で対応できる人間を育てることが必要なのであって、競争に目を伏せるのが教育なのか?と思いますが。競争を避けて育った子供達が、競争の原理で成立する社会にいきなり放り込まれるのは、ある種いじめにも近い気がしますが。
確かにね、国の意思がそのまま国民の教育とイコールになるのは、危険な部分もありますよ。でも、じゃあ教育に携わる人間のそれぞれの意思で教育していくのもどうかと思いますけどね。
どっかの国交省大臣が、「日教組をぶっ壊す」類の発言を繰り返して、まあその他色々な問題を含めて辞任しました。その神経もわかりませんけど、その大臣が言ってた日教組をぶっ壊す的な気持ちは、わからなくもありません。もちろん、この大臣の日教組論に全て同意するつもりで言ってるわけじゃありませんが。
まあ、こんなサイト作ってるくらいですからね。
「親子で学ぶおもしろ算数教室」日本教職員組合ホームページより
算数を教えたいのか、自分らの政治的主張を子供達に植え付けたいのか、ハッキリしてもらいたいもんです。「やり方が汚くねーか?」と言われても仕方がないでしょ、こんなやり方してたら。彼らには、こういったやり口を改めさせることのできる教育が必要なのかもしれません。
私たちの多くは、日本の明治維新くらいまでしか、歴史を授業で習ってません。毎年毎年どのクラスでも、「時間が足りない」という理由でもって、明治維新くらいまでの歴史しか教えられない。いわゆる戦前戦後付近の歴史は、教育の現場からは隠蔽されて続けてきてたわけです。
どーなんですかね?自分らの国の歴史すら、胸を張って教えられない日本の教育ってのは。一体この国の教育は、私たちに何を教え何を学んでもらおうとしているんでしょうか?
国として教育の理念とかビジョンとかあっても、それを具体化していく作業が全く抜け落ちてる。企業で言えば、理念やビジョンに基づいてそれを具体的な戦略へ、そして戦術へと落とし込めなきゃ、それはダメダメ君なわけです。「健康な食生活を提供したい!」と立派な理念を掲げてるくせに、実際店で売ってるのは揚げ物やらステーキ肉やら着色料バリバリ食品やら、まあ有機野菜もあるにはあるけどね、みたいな。それと似たようなもんでしょ、日本の教育って。
政治家にしろ政府にしろ政党にしろ教育者にしろ、それぞれの見解や主義主張が違うのは、別にいいんですよ。でも、ハッキリとした結論も方針もなく、不透明な教育を受けさせられる人間は、たまったもんじゃありません。てめーらの主張の間で振り回されることが、この国の教育なら、この日本で生まれた私たちは不幸であると言わざるを得ません。
まあ、そんな風に息を荒くして語ってる割には、「玉虫色の教育も日本らしくて悪くねーんじゃねぇか」って思ってる私がいるんですけどね。(ピース)
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2008/10/03(金) [ politics | society ]
こういった話を聞いて、疑問を感じるのは私だけでしょうか?
asahi.com(朝日新聞社):こんにゃくゼリー自主回収促す 事故受け消費者担当相 – 社会
たしかに食の安全を考えることは確かに重要で、各企業自身がCSRの基で率先して勤めるべき課題だと思います。また、今回の件だけでなく、こんにゃくゼリーを喉に詰まらせ被害にあった方々に対しては、胸を痛める思いです。
しかし、今回の件に関してとった行政の態度には疑問符が。自主回収しろ、ですか?まあ、食の安全を考えた上での包括的な発言であれば、わかります。でも、何か違いませんかね?
毎年、餅を喉に詰まらせて亡くなられる方は沢山いますが、今までその度にメーカーを内閣府に呼んで自主回収を促したりことってありましたっけ?こんにゃくゼリーの警告マークや警告文より目立つ警告表示が、どのお餅のパッケージにもしてあるんですか?再発防止策が施されたお餅って、私は見たことも食べたこともありませんが。
こんにゃくゼリーによる事故で17人の命が奪われたことに関しては厳しく受け止められても、今まで継続的に餅を喉に詰まらせて何人もの人が死んでいるという半ば恒例となっている事故は気にならないということでしょうかね。お餅が日本の食文化だからって、放置しておいて良い理由はありませんが。
別に私は、お餅メーカーが怠慢だって話をしようとしてるわけじゃありません。今回の件に対する対応が社会的にどうなされるべきかって点が、なんか抜け落ちてる。本質的な部分がお座なりにされてる気がするんですよね。
そもそも食べる上で注意が必要な食べ物って、例えば喉に骨が刺さりやすい魚だとか昔からいくつもあって、そういった食べ物を食するときは、親をはじめとする周囲の大人たちが常に子供に注意を促すのが、自然的な慣例だったはずです。
でも、食文化も変わり、また生活していくうえでの知を大人から子供へと日常的に伝達していく手段や機会が失われつつある今の社会において、それが通用しなくなりつつあるわけです。こんにゃくゼリーが喉に詰まりやすいなんて知らない大人はいっぱいいるし、知っていても子供が食するその場にその知ってる人が居合わせる機会もぐんと減ってます。
だからこういった場合における対応は、せめて方針だけでも明確にしていく必要が出てきてるんじゃないかと。例えば、従来通り政治は積極的に関与せず本人とその周囲との生活規範に委ねるだけにするとか、食品メーカー側の具体的な責任を社会的通念として確立するとか、法的整備をしていくとか。
でも、今回の行政の対応って、全くそれが見えない。と言うか・・・
なんかね、政治的なパフォーマンスだけの様な気がしてしょうがないんですよ、こういうのって。普通、食の安全として今回の事故を重く受け止めてるんなら、喉に詰まりやすい食べ物全体に対する対応が包括的に進められるべきでしょ。でも今回の件って、極端な言い方をすれば、政治的なPR活動のためにワンマンライフが槍玉にあげられただけっていう以上の何かは感じられないんですよ。
もうちょっと国としてのあり方を見直すべきなんじゃないかと。
さて、以上は極めて突発的な個人的見解で、詳しく調べてみたわけでもなんでもありません。ひょっとすると行政はお餅を喉に詰まらせた人が出るたびにメーカーに鉄槌を加えているかもしれませんし、またお餅メーカーもこんにゃくゼリー以上に再発防止に力を入れているのかもしれません。ひょっとしたら法的整備も既になされていて、喉に詰まりやすさ度数が一定の基準を満たしていない食べ物を製造・販売したら罰せられるのかもしれません。もうしそうでしたら、ゴメンなさい。
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2008/09/21(日) [ politics ]
時事ドットコム:「麻生内閣」に入閣せず=小池氏
まあ、この記事のタイトルだけ見ると語弊がありそうなんで、本文を引用しときますが、
「政策の違いが大きいので、一つの内閣の中でやっていくのは極めて難しい。わたしはポストのためにやっているわけじゃない」と述べ、辞退する考えを示した。
これは麻生氏との、徹底した対決姿勢?
いやいや。イメージ戦略ですね。もちろん選挙戦の相手なので対決姿勢じゃなくちゃいけませんが、そうじゃなく麻生氏とは政策が違うことをハッキリさせることで、逆に自分の色を鮮明にするつもりなんでしょ。
この件だけじゃなく、ここ最近小池氏は「自民党をぶっ壊す」など小泉元首相の言葉をしきりに使ったりと、「改革者」という自分のイメージ確立に力を入れているんじゃないかと。
総裁選の結果は既に麻生氏確定の旗色。ですから小池陣営からすれば、今回の総裁選は党首に選ばれる選ばれないじゃなくて、小池ブランド確立としての重要な舞台なんじゃないですかね。もっと長期的な視点からイメージ戦略を立ててるわけで、今回の総裁選で出来るだけ自分の立ち位置を明確化させておきたいんじゃないかと。
一旦、麻生さん路線で政治が動けば、地方経済からすれば良さそうな気配がしますが、別の観点から見たら、それは小泉さんの改革路線の後退。次の麻生内閣が上手く進展しなければ、改革論が再燃するわけですから、当然「改革者」のイメージが次の風を味方に付けていくわけです。
こりゃ凄いわ。比較的長期間の視野に基づいてイメージ戦略を実行していく政治家って、日本じゃあんまりいないですしね。確実に次じゃなくてその次あたりの党首を狙ってる気がします。
post by ノリユキ at 12:35 | Comments/Trackbacks(0)
2008/09/20(土) [ politics ]
まあ、事実上の更迭ということですが・・・・
農水省ダブル辞任…「当然」「誰が事態収拾する」の声 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
組織としての危機管理の甘さが、結局としてはこういう結果に。
ここで言う危機管理の甘さとは、事故米に対する管理体制の甘さのことではなく、組織が何らかの事態に直面した場合に採るべき対応がダメダメ君、ということです。
今回の農水省の対応は、まあ方々で言われている通り、まずは自組織の保守、責任回避です。ただ、そういった行動を優先させた場合、自分達がさらなるリスクを負うという予測は立てられなかったのか?責任回避のために、方針を二転三転させ、より自分達の責任が問われる結果になったわけです。
いかにその組織が省庁であれ、完全にクローズドな組織ではありません。民間であれお役所であれ、オープンシステムとして外部環境の中で成立している以上、組織内の事情や状況を最優先し、外部の状況を無視もしくは後回しにした対応をとるべきじゃありません。
仮にとったら、どうなるか?という観点が全く抜け落ちてる。信用をなくす、怒りを与える、失笑を買う、実質的反対・反抗的態度をとられる・・・など手痛いしっぺ返しを外部環境から受けるだろうというリスク管理が全くなっていないわけです。
今回の農水省の対応で言えば、責任回避を行なおうとした結果がトップのダブル辞任という結末になったわけで。問題発覚後の対応がきちんとしていれば、辞任する必要もなかったはず。
いや、辞任なんてしちゃダメ。辞任しようがしまいが、結局のところ自民党の総裁選または衆議院選挙以降の内閣人事によって、農水省の大臣もまもなく替わるわけです。それならその時が来るまでに少しでも事態を収拾することに努めるのが、この様なケースの場合の責任の取り方です。混乱時の今、トップ2人に辞められちゃ、現場の人間も後任の人間も大変ですし、さらなる混乱に最も迷惑かかるのは、罪の無い業者さんたちと消費者です。
結局、農水省のトップ2人が辞任することのメリットって、総選挙を控えた与党のイメージダウン回避の一点だけです。事故米が食料品として流通していたという事件の被害者には、何一つメリットなんて無い。要するに、今回の辞任劇に実質的な価値なんてねーんだよ、ってことです。
組織として、リスクを伴う状況に直面した際、その初動作を誤らないこと、つまり外部環境に対して誠実さを持って対応に当たるということが大切だな、と改めて認識させられる今回の一件でした。「でした」って、まだこの問題は終わってないわけですが・・・
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2008/09/16(火) [ economy | politics ]
先日の、転がる水平線 » 工業用糊に実は米が使われてないという話の続きですが、案の定、週明けの昨日、J-CAST以外のマスコミも工業用糊を製造するいくつかのメーカーに取材をした結果を報道。私が見たのは、FNNでの取材結果ですが。
で、やっぱり工業用糊に米を使っていないんだとか。米は腐りやすいそうで、ここ数年お米を使用して糊を作ってるというメーカーは取材した範疇ではないみたい。
これじゃあ農水省の「管理体制の甘さ」どころの話じゃありませんね。「食用での販売禁止」というのが単なる名目に近かったことが浮き彫りに。おまけに、今日の朝日新聞では三笠フーズに農水省の大阪農政事務所の当時課長が接待を受けてたとのニュースが。(参照:asahi.com 農水省、食糧関係の職員を緊急調査 三笠フーズ接待問題)
とりあえず、コロガル♪ビジネス用語辞典の「事故米」の解説ページは書き換えときました。
post by ノリユキ at 00:41 | Comments/Trackbacks(0)
2008/09/02(火) [ politics ]
福田首相の突然の辞任表明に関しては、今日もメディアでもちきりです。ちょっと前まで「辞めろ」的な論調だったマスコミも、福田首相がホントに辞めるとなったら、「無責任だ」と責めたてる無責任ぶりを醸し出しています。まあ、それもありかと。
ところで総理の任期途中での辞任とは、要するにやり散らかしたまま舞台から降りるということですが、やり散らかしたそのまんまで幕を下ろすわけにはいきません。少なくとも観客には、片付けた様に見せかける技術が必要です。そこで、のび太くんを演じる福田首相は色々と考えたわけです。
「話し合いをしたくても、してくれないんだっ!」
そんな具合に、民主党という名のジャイアンにいじめられたのび太くん。でも、「ドラえも~ん!」と叫んでみたところで、救世主の姿は見当たりません。衆議院という名の机の引き出しを開けると、確かにそこにはドラえもんが乗ってきたタイムマシンはありますが、そこに残っているのは公明党のタスキを掛けたスネ夫です。押入れを空けると参議院印の布団の中で、ジャイアンがイビキをかいて寝ているだけです。どこを探しても、ドラえもんは見つかりません。
「誰も助けてくれない・・・」
のび太くんは、そう感じたのかもしれません。おまけに、この舞台を観ているはずの観客ですら、のび太くんを応援してくれません。「そもそも、のび太に期待なんてしてないよ」なんてことを言っちゃってます。
「だったら、辞めてやる」
上演中に途中退場しようと心に決めたわけです。でも、やり散らかしたまんまじゃいけない、このマンガ「自民党えもん」は続けるんだ、という気持ちは捨てませんでした。さすが主人公。
だからのび太くんは、自分が退場した後もこのマンガが続くように、散らかったストーリーを整理整頓するわけです。
まずは観客に、「僕をいじめるのは、ジャイアンなんだ」と印象付けます。でも、「だから僕は転校する」という理屈に観客は同意してくれません。「無責任だ」って声が聞こえてきそうです。
でも良いんです。しばらく我慢すれば。その後にはそんなやり散らかした事態を忘れさせてくれるカーニバルが待ってるんですから。のび太くんは「総裁選」というカーニバルを用意することで、このストーリーを場つなぎします。
「僕は人気がなかったかもしれない。この後はジャイアンがこのマンガを仕切っちゃうかもしれない。でも、大丈夫。僕がいなくなったその後には人気者が目白押しさ!」
カーニバルには、観客から大人気の麻生くんや小池さんも登場します。地方格差是正や日本サブカルチャー盛隆、日本史上初の女性総理大臣などなど、色んな妄想が膨らんで、そりゃあ街は大騒ぎさ。もちろん彼ら以外にもこのお祭りを盛り上げてくれそうなメンツは揃っています。石原伸晃改め出来杉くんもいますし、野田聖子似のしずかちゃんだっています。みんな、ジャイアンの存在なんて忘れちゃうって!
きっとのび太くんは、そんなストーリーを胸に抱いてこのマンガの舞台から退場するはずです、多分。以上、極めて個人的な妄想でした。
post by ノリユキ at 23:15 | Comments/Trackbacks(0)
2008/09/01(月) [ politics ]
突然のことで驚きましたが、単純化して言ってしまえば「行き詰まり」ってことなんでしょうか。政治的混迷は就任当初から分かりきったことでしたから。舵取りしてみたら結構大変、手に負えない、ってことですか。
福田首相が辞任表明、政治空白を作らない最善のタイミングと判断(ロイター)
山積みの国内問題を抱えたまま、民主党代表選に小沢現代表が出馬表明をした今日、福田首相が辞任を表明しました。国際的には、胡錦濤国家主席の訪日を含めた日中友好改善化への進展、また洞爺湖サミットを終え、福田政権において方向性を示したばかりの中での途中退場です。
要するに政局、ってことでしょうかね。印象としては、自分の首をかけてこの政局を乗り切る、っていう福田首相らしい整理整頓術っぽさを感じます。まあ、福田首相が何を言ったところで、「投げ出し」という無責任感を国民に与えてしまうのは否めませんが。
昔の首相って、「辞めろ」と言われても平気な顔して辞めないイメージがありますが、安部元首相にしろ福田首相にしろ、すぐに辞めちゃうんですね。混迷の時代にお似合いなのは、何を言われても涼しい顔していられる厚顔で貪欲な政治家なんじゃないかと。いや、いつの時代にも・・・かな。
次の総裁選がどんなイベントになるかがポイント。でも私個人にとっては、今晩のCME日経平均先物の行方のほうに興味あります。
ps:
朝起きて気がつきましたが、昨晩のアメリカはレイバーデイで休日のため、CMEはオヤスミでした。あはは。(9月2日)
post by ノリユキ at 23:44 | Comments/Trackbacks(0)
2008/08/10(日) [ politics ]
一昨日、北京オリンピックがめでたく開幕しました。出場国が史上最多のオリンピックにふさわしく、その開会式はなんとも豪華絢爛。
ところが、そんな平和の祭典に水を注すような出来事が次から次へと。
オリンピック直前には、中国国内でのテロ活動。トルキスタン・イスラム党(TIP)」を名乗る組織による中国への宣戦布告。開会式当日には、ロシアとグルジアが開戦。更には先ほど、
中国新疆ウイグル自治区で爆発・2人死亡、五輪開催中=新華社(ロイター)
とのニュースが。まあ、一連のニュースに対して、どちらが正当でどちらが悪いとか言うつもりはありませんが。
スポーツと言うのは、平和であるがゆえに打ち込め、また楽しめるもの。そういった意味で、やはりオリンピックというのは世界をまたに駆けた平和の象徴みたいなもん。本来は、政治とは無関係であるべき。
でも、その「平和の象徴」であるがゆえに、政治的な利用価値は絶大であるわけで。
同様に平和の象徴としての大イベントであるがゆえに、経済的・商業的な利用価値は絶大であり、そうであるがゆえに利を求めて政治が介入していくことに傾斜しやすくなってます。
経済社会は利を求め、平和であろうが戦争であろうが、何でも取り込みながら転がり続けてます。
post by ノリユキ at 11:22 | Comments/Trackbacks(0)
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